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【Cooler Master MM710 レビュー】53gのハニカム構造・超小型・超軽量左右対称ゲーミングマウス。

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どうも、あぎとろです。

今回はCooler Masterから2019年12月5日より発売されている超軽量ゲーミングマウス「Cooler Master MM710」のレビューをしていきたいと思います。

Cooler Master MM710について

Cooler Master MM710はつかみ&つまみ持ち(手が小さければかぶせも)プレイヤーにおすすめできる超軽量左右対称マウスです。ライティングなどは無く非常にシンプルな仕様で、ハニカム構造を採用しており、極限まで軽量化されています。今回購入したのはAmazon限定版のマットブラックです。

特徴
  • 53g超軽量構造
  • 左右対称形状
  • ハニカム構造を採用
  • センサーはPixArt PMW-3389
  • ソフトウェアとの連携あり

仕様

【Amazon.co.jp 限定】Cooler Master MasterMouse MM710 Black ゲーミングマウス 超軽量 ハニカムシェル採用 MM-710-KKOL1 MS386

製品名

MM710 

メーカー名 Cooler Master
本体デザイン 左右対称
カラー ブラック/ホワイト
ボタンの耐久性 2000万回
センサー PixArt PMW 3389
解像度 50~16,000DPI(50きざみ)
ポーリングレート設定

125 / 250 / 500 / 1000 Hz

IPS 400
最大加速 50G
ボタン数 6(メインボタン×2、ホイールクリック、DPI変更ボタン×1、サイドボタン×2)
長さ(L)×幅(W)×高さ(H) L116.6mm × W62.6mm × H38.3mm
重量(ケーブル抜き) 53g
ケーブル長 1.8 m
マウスソール PTFE(テフロン)
オンボードメモリ 有り
ソフトウェア 有り
ライティング

無し

保証 2年間
発売日 2019年12月5日
価格(2020年3月14日Amazon出品価格)

5,480円

Cooler Master MM710の開封&付属品チェック

開封

▼外箱の表と裏はこんな感じです。Cooler MasterというだけあってPCパーツの箱みたいなデザインです。

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▼側面はこんな感じです。

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Cooler Master MM710と付属品

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  1. MM710本体
  2. 予備のソール
  3. 取扱説明書

付属品を見てみる

▼付属されている予備のソールです。

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MM710を詳しく見てみる

外観

▼上から見るとこんな感じです。

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▼裏面から見るとこんな感じです。特にスイッチなどはなくセンサーとソールだけ。センサーは仕様にある通り。ソールは表面の加工には問題ないのですが、おそらくエッジの部分の処理が足りていないのか、コントロール系の布マウスパッドだとマウスを滑らせたときにザリザリする感触があるのでイマイチです。マウスパッドをスピードクロス系に変更するか、別のソールを張りなおしたほうが良いです。

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▼前からと後ろから見たらこんな感じです。サイズの割にかなりお尻のほうが膨らんでいます。

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▼左右から見たらこんな感じです。両サイドの先端側はハニカム構造ではないです。この部分に指を配置する方にとっては感触の違いは気にならないかもしれません。

サイドボタンは2個です。先端側のサイドボタンが少し硬いのでここは賛否分かれそうですね。

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▼ボタンはDPI変更ボタン以外、ソフトウェアでインバインド可能です。

ホイールはグラつきもなくロールとクリックの硬さも丁度良いです。

サイドボタンは前述した通りです。クリック感は少し硬めかも。

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他のマウスとデータで比較してみる

今回比較するのは "Logicool G-PPD-001r(有線G PRO)" "Logicool G-PPD-002WL(G PRO WL)" "ROCCAT KONE  PURE ULTRA"。

所持していて実際に使用した経験のあるマウスの中から、小さめで軽量なマウスを選びました。

  重量(ケーブルなし) 寸法(L長さ×W幅×H高さ)
Cooler Master MM710 53g 116.6 mm × 62.6 mm × 38.3 mm
Logicool G-PPD-001r(有線G PRO) 83g 116.6 mm × 62.1 5mm × 38.2 mm
Logicool G-PPD-002WL(G PRO WL) 80g 125.0 mm × 63.5 mm × 40.0 mm
ROCCAT Kone Pure Ultra 66g 115.0 mm × 70.0 mm × 39.0 mm

MM710とサイズが近いのはG-PPD-001rですが、重量で大差がついています。また、形状と重心・材質が違うのでどっちを買うか迷っている場合は実際に店頭で触れてみることをお勧めします。

 

G PRO WLは平均的な大きさといい、軽量と呼べるぎりぎりの重量といいMM710より一回り大きいサイズなので、より多くの人にフィットする可能性があります。MM710が小さすぎるかなという人におススメです。


Kone Pure Ultraはこの中で唯一右手用のエルゴノミクスデザインのマウスなのですが、重量が66gと軽くこの中では一番重量がMM710と近いです。長さが短い割に高さが標準値なのでどの持ち方でもフィットする可能性がある優秀なマウスです。また、エルゴノミクスデザイン特有の親指や小指のおさまりの良さも注目です。比較するとやはりMM710の小ささと超軽量が目立ちます。Kone Pure Ultraでかぶせ持ちするならギリギリのサイズだと感じていたのでMM710はつまみ持ちかつかみ持ちが推奨です。

 

こうしてみてみるとMM710が如何に小さく軽いマウスなのかが分かってもらえたと思います。

 

▼記事内に登場したマウスの一部は当ブログでもレビューしています。興味があればご覧ください

agitorogadget.hatenablog.com

 
agitorogadget.hatenablog.com

agitorogadget.hatenablog.com

ソフトウェア"MasterPlus"

▼基本の設定画面はこんな感じです。

 

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数値がWindows側と共有されている項目に加え、DPIは100きざみで200~32000の間で設定できます。X方向とY方向のDPIを別々に設定することもできます。DPIは7個まで保存可能です。

ポーリングレートも125 / 250 / 500 / 1000から選択可能です。

離昇距離リフトオフディスタンスを2段階で調節可能です。やってみた感じ""が1mmで""が2mm程度だと思います。

表面チューニングでマウスを操作する表面を読み込むことでなんか良くなるらしいです。

 

▼ボタンの割り当て画面はこんな感じです。キーボード・Windows機能・マクロを割り当て出来ます。

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▼マクロ作成画面です。

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▼プロファイル管理画面です。

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 必要最低限って感じの機能でシンプルが好きな人には良いんじゃないでしょうか。

Cooler Master MM710を実際にゲームで使用してみて

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プレイしたゲーム

プレイしたゲームは最近流行りの"Apex Legends”と"CoD WARZONE"です。

手のスペックと持ち方

手長(手首のしわより):189mm
手掌長第1指:80mm
手掌長第2指:105mm
手掌長第3指:110mm
 
第1指長:70mm
第2指長:75mm
第3指長:80mm
手幅:89mm
 
項目名や測り方は以下のサイト様より
 
▼僕の握り方

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センシ

17cm程度(ミドルセンシ)

表面の触り心地

ラバー素材などは使用されていないが手汗で滑る感じもなく困る場面はありませんでした。

持ち方

▼左から「つかみ持ち」「つまみ持ち」「かぶせ持ち」

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「つまみ持ち」に向いているマウスだと思います。マウスのサイズが非常に小さいので、僕の手のサイズだと殆どつまみ持ちよりの持ち方になります。手首をマウスパッドにつけるのが嫌な人は尚更つまみ持ちになるかと思います。

ケーブル

フワフワ布ケーブルで柔らかいです。しかし、なんか捻れてる感じあるの気になります。特にそれが影響するということはないです。

メインボタン

クリック感は良好。硬くも無く柔らかくも無く丁度良い感触です。
先端部分をグイーっと押し込むとギシギシと軋む感じがしますが、普通のゲームプレイ中にそんなにメインクリックを押し込むことは無いので問題ないです。

ホイールと各ボタン

ホイールのロールやクリックはガタつきやクセがないので問題なく使えました。
 
サイドボタンについては、先端側のサイドボタンが少し硬いのですが、僕はエイムしながら使用するアクション等をサイドボタンに設定しないので気になりませんでした。多用するのは手前側のサイドボタンなのもあるかも。

ソール

なんか、エッジが立っていて始めQcK Heavyで滑らせた瞬間に「ザリザリしてんな」と思うくらい違和感がありました。ソールを別途購入するかコントロール系の布マウスパッドは使用しない方が良いです。もしかしたら、付属されていたソールは改善版なのか??

ソフトウェア

常駐させる類のものではなく、あくまでオンボードプロファイルに設定を保存するためのもので、必要最低限の機能はあるかと思います。マクロを多用するようなマウスでもないでしょうし、十分です。

マウスパッドとの相性

"Xtrfy GP1"と"SteelSeries QcK Heavy"を試してみました。両方布製で、GP1は滑りが良く、QcK Heavyは止まりやすいタイプのマウスパッドです。
 
個人的にはGP1との相性が良いと感じました。理由はQcK Heavyだとソールのすべりが悪くザリザリするからです。他のマウスと比較しても明らかに滑りが悪いので、滑りが良いマウスパッドに変更することで対応しました。
 
▼Xtrfy GP1のレビュー記事

agitorogadget.hatenablog.com

▼今回使用したSteelSeries QcK Heavy

 

まとめ

最後に良かったところとイマイチなところを箇条書きにしてまとめていきます。

良いと思ったところ

  • 掴み・つまみ持ちユーザーの選択肢になりうる形状
  • 超軽量
  • 低価格

イマイチなところ

  • 小型のマウスなので標準サイズ以上の手の大きさのかぶせ持ちユーザーには向かない
  • ソフトウェアを使用してもDPI変更ボタンに割り当て不可
  • ソールがザリザリする
 
ソールさえ変えてしまえばさしたる不具合は無いです。一部の情報によるとDPI400の速度がほかのマウスと比較して明らかに遅いとのことでしたが、実際に比較してみても違いは無かったので、すでにファームウェアアップデートかロット変更で対処されている可能性があります。実際に違いがあったとしても、ゲーム内振り向きを距離の実測値で管理していれば調整出来るため大した問題ではないと思います。
 
53gという超軽量かつ安定した品質をこの低価格で入手出来るのであれば大いに試す価値はあります。
 
この記事を読んでCooler Master MM710が気になったという方は、是非ご購入を検討されてはいかがでしょうか。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。