どうも、あぎとろです。
今回はENDGAMEから2019年11月8日より発売されている軽量ゲーミングマウス「ENDGAME GEAR XM1」のレビューをしていきたいと思います。
- ENDGAME GEAR XM1について
- ENDGAME GEAR XM1開封&付属品チェック
- XM1を詳しく見てみる
- ENDGAME GEAR XM1のセンサー波形
- ENDGAME GEAR XM1を実際にゲームで使用してみて
- まとめ
ENDGAME GEAR XM1について
ENDGAME GEAR XM1はかぶせ・つかみ・つまみ持ちと持ち方への対応力の高い軽量な右手用の左右対称マウスです。見た目はシンプルながら、強力なグリップ力を初め高い基本性能を誇ります。
- 重量は軽量70g
- 右手用・左右対称
- 高品質ドライグリップコーティング
- センサーはPixArt PMW3389
- ソフトウェア連携は最小限
ENDGAME GEAR(エンドゲームギア)とは
ドイツ最大規模のPC系商社CASEKINGが手掛けるゲーミングデバイスブランド。CASEKINGはゲーミングチェアブランド“noblechairs”を展開しており、その流れでENDGAME GEARの日本精機代理店も株式会社アーキサイトが行っている。
そのnoblechairs開発の中核的な人物Jonas “Johnny R.” Bollack氏は元プロゲーマー、カウンターストライクで活躍したレジェンドプレーヤーで、SteelSeriesのSENSEIやKINZU、KANAといったゲーミングマウスの名機の開発にも携わった人物。今回のXM1の開発にも関わっています。
仕様
製品名 | |
メーカー名 | ENDGAME GEAR |
本体デザイン | 右手用・左右対称 |
カラー | ブラック / ホワイト |
ボタンの耐久性 | 5000万回 |
センサー | Pixart PMW3389 |
解像度 | 50~16,000DPI(50きざみ) |
ポーリングレート設定 |
250 / 500 / 1000 Hz |
リフトオフディスタンス | 2mm / 3mm(ソフトウェアで切り替え可能) |
IPS | 450 |
最大加速 | 50G |
ボタン数 | 5(メインボタン×2、ホイールクリック、サイドボタン×2)+裏面のDPI&ポーリングレート変更ボタン |
長さ(L)×幅(W)×高さ(H) | 122.14 mm × 65.81 mm × 38.26 mm |
重量(ケーブル抜き) | 70g |
ケーブル長 | 1.8 m |
マウスソール | PTFE(テフロン) |
プロファイル保存機能 | 無し |
オンボードメモリ | 有り |
ソフトウェア | 有り |
ライティング |
無し |
保証 | 1年間 |
発売日 | 2019年11月8日 |
価格(2020年4月13日Amazon出品価格) |
6,973円 |
ENDGAME GEAR XM1開封&付属品チェック
開封
▼外箱の表と裏はこんな感じです。底面には日本代理店の1年間保証のシールが貼られています。
▼側面はこんな感じです。
XM1と付属品
- XM1本体
- 取扱説明書
XM1を詳しく見てみる
外観
▼上から見るとこんな感じです。卵型です。メインボタンにかなり広いスペースが割り当てられいます。クリック感が強く押下圧も少し高めと感じました。
ホイールの位置が結構上めに付いてます。ホイールロールはカチカチ感が強い。動き自体はスムーズです。ホイールクリックはかなり固く、最後まで押し込まないと反応しないです。
▼裏面から見るとこんな感じです。中腹あたりがくびれていてお尻側が膨らんでいます。ソールは0.8mm。センサーは仕様にある通りPixArt PMW 3389搭載。
下部にはLED・スイッチがあり、クリックすると内部に記憶しているDPIをサイクルします。長押しするとポーリングレートを250 / 500 /1000とサイクルします。
▼前からと後ろから見たらこんな感じです。高さは"ROCCAT Kone Pure Ultra"や"Logicool G PRO Wireless"より低く、"Logicool G PROゲーミングマウス(有線G Pro"より高いです。
また、コードの付け根が上向きについている為、コードがマウスパッドに触れにくいように工夫されています。
▼左右から見たらこんな感じです。左右の親指と小指を置くスペースがくびれています。中腹あたりからお尻に向かって膨らんでいるので、合わない人は合わないかもしれません。
サイドボタンは2個です。クリック感じはあるがかなり柔らかい方です。位置自体は普通ですが、サイドボタンが少し大きい為、マウス自体の高さがあまり無いので必然的に親指を置く位置や親指の大きさによっては干渉し易いかもしれません。賛否分かれそうですね。
ざっと全体を見てみる
形はかなり綺麗。
表面が"高品質ドライグリップコーティング"というもので覆われているらしく、グリップ感は最高クラスです。手汗で滑るどころか吸い付く感覚です。サイドラバー等と違うことは、このコーティングはメインスイッチ・サイドボタンを含めたマウス全体に施されているということ。一度握ってみてほしいです。
ソフトウェア"XM1 Configuration Software"
▼ボタンの設定画面はこんな感じです。
非常にシンプルで、ホイールクリック・サイドボタン2つを設定できるのですが、なんとアンバインドしかできません。
▼センサーの設定画面はこんな感じです。
左半分はDPI設定項目です。DPIは50~16000の間で50刻みで設定できます。色はマウス裏面にあるLEDに対応していて、現在のDPIが目視で確認できるようになっています。
右半分はセンサーの機能を設定する項目があります。Ripple Controlは高DPIの時に生じるブレを補正するものです。照準のコントロールには不要なので、基本的にOFFで良いと思います。Lift Cut-Offは"リフトオフディスタンス"を調節する項目です。2mmと3mmを選択することが可能です。基本的にリフトオフディスタンスは短い方が良いので2mmのままでいいと思います。
▼アップデートの項目はこんな感じです。
この画面ではXM1のファームウェアとこのソフトウェアのアップデートを行えます。購入時はファームウェアアップデートがされていない状態なので、必ずするようにしましょう。
▼サポートへの案内ページです。日本のユーザーは正規代理店からサポートを受けるので関係が無いページになります。
ENDGAME GEAR XM1のセンサー波形
MouseTesterを使用してセンサー精度を簡単にチェックしてみました。
xCountsがx軸を基準にした最高速度で、Time(ms)が時間、点がマウスの動きに対してセンサーが追従しているかどうからしいです。素早くマウスを振った時の精度を調べてみました。
最高速度から折り返すときに若干点がバラついています。使用上全く問題を感じないことから、この程度のバラつきなら十分許容範囲内であることが分かりました。
ENDGAME GEAR XM1を実際にゲームで使用してみて
プレイしたゲーム
"Apex Legends”です。
手のスペックと持ち方
センシ
15cm程度(ミドルセンシ)
表面の触り心地
握り心地
持ち方
▼左から「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」
基本的には「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」全てに向いているマウスだと思います。
マウスの背の高さが少し低いので、手が大きい人はかぶせ持ちが厳しくなるぐらいです。
ケーブル
メインボタン
ホイールと各ボタン
ソフトウェア
マウスパッドとの相性
▼今回使用したSteelSeries QcK Heavy
まとめ
良いと思ったところ
- 圧倒的なグリップ
- 軽量
- かぶせ・つかみ・つまみ、どの持ち方もカバーする形状
- 低価格
イマイチなところ
- 表面加工の影響で手汗や皮脂が汚れとして付きやすい
- サイドボタンが指を置く位置によっては誤爆しやすい位置にある