どうも、あぎとろです。
今回はMMTTから発売されている「ウッドパームレスト」のレビューをしていきたいと思います。
パームレストとは
パームレストとはリストレストと呼ばれることもあります。
基本的にはキーボードやマウス操作を補助するもので、その名の通り、手のひら・手首の疲れを軽減するためのもの(台)です。
パームレストはなぜ必要?
タイピングによる腱鞘炎を予防するために必要です。
パームレストが「有る」と「無い」では大違いで、次の画像を見てもらうとわかりやすいかと思います。
手のひらの角度が大きく違うのが分かるでしょうか。
一度、自分の手で試してみてください。手首を支点にして、手を手の甲側へ持ち上げてもらえば、如何に人体の構造的にその方向に手を持ち上げる事が負担になっているかが分かります。
キータイプは指でキーを押し込む動作です。パームレスト無しでキータイプをするということは、手の甲を上に持ち上げて前腕に高い負荷を掛けながら、指を押し込むという半分筋トレみたいなことをしているわけです。
しかも、それが長時間のタイピング中にずっと繰り返していると思えば、腱鞘炎になるのは当たり前です。
パームレストの種類
「キーボード用」「マウス用」とあり、更にそこから「材質」で分かれてきます。~用と言われると難しく感じるかもしれませんが、要するに対応するデバイスで使いやすい形状・サイズ感になっているものと分かっていれば問題ありません。
「材質」に関しては、木製の硬めの物であったり、ラバー加工されているものであったり、ウレタンの物もあるようです。
今回紹介するのは、その中でも木の特長を生かしたパームレストです。
- パームレストとは
- パームレストはなぜ必要?
- パームレストの種類
- MMTT ウッドパームレストについて
- MMTT ウッドパームレスト 開封&付属品チェック
- ウッドパームレストを詳しく見てみる
- 文章作成やゲームで使ってみた感想
- まとめ
MMTT ウッドパームレストについて
ウォールナット無垢材を使用した木製のパームレストです。パームレストの有用性についてはまとめたのでその記事をご覧ください。
「ウォールナット」とは木の種類で、家具などに用いられています。焦げ茶色に近い木肌が放つ重厚感に加え、美しい木目が人気です。
また、硬く強度が高い事でも有名です。そのため、ヴァイオリンやライフルの銃床などにも使用されているらしいです。
「無垢材」とは木から切り出したままを加工して使用しているということです。その為、気が本来持つ質感やぬくもりを感じられます。また、合板などが張り付けられているわけではないので剥がれたり等の損傷も起こり得ないので、耐久性が高いとされています。
「S・M・L」のサイズ展開があり、合わせたいキーボードのサイズによって購入するものを選べるようになっています。サイズごとの対応キーボードは以下の通り。
S : 60%キーボード
M : テンキーレスキーボード
L : フルサイズキーボード
特徴
- 優しい木のぬくもり
- ウォールナット無垢材特有の高級感
- 夏は蒸れず熱がこもらなく、冬は冷たくなることもない
- 無垢材なので耐久性が高い
- 裏のラバーグリップもしっかりしている
仕様
製品名 | |
メーカー名 | MMTT |
材質 | ウォールナット無垢材 |
サイズ(幅×奥行×高さ) |
S : 300mm × 80mm × 19mm M : 360mm × 80mm × 19mm L : 440mm× 80mm × 19mm |
寸法(各サイズ別) | 約116 mm × 122 mm × 115 mm |
重量 |
S : 不明 M : 311g(実測値) L : 不明 |
発売日 | 2017年5月7日 |
価格(2020年12月13日Amazon出品価格) |
S : 3,380円 M : 3,580円 L : 3,880円 |
MMTT ウッドパームレスト 開封&付属品チェック
開封
▼今回僕が購入したのはMサイズです。テンキーレスサイズのキーボードと合わせるのに丁度良いサイズとなっています。
包装は超簡易的でした。ビニールでかるく包装されています。付属品も無しです。
ウッドパームレストを詳しく見てみる
▼表面はこんな感じです。ウォールナット無垢材ということで木肌も高級感のある黒味を帯びていて、木目も美しいです。デスク回りのインテリアとしても遜色ないんじゃないでしょうか。
▼底面には大きめのラバーグリップが初めから張り付けられていました。目は若干、粗目です。自分で張り付ける緊張感を味わえないのは残念ですが、実際僕は不器用なんで助かるというのが本音です。
▼横から見るとこんな感じです。高さは普通ぐらい。一般的なキーボードなら問題なく合わせて使えると思います。角度の付き方は浅め。
文章作成やゲームで使ってみた感想
合わせたキーボード
▼SteelSeries APEX PRO TKL
APEX PRO TKL付属のパームレストとの比較
僕が頭の中でどんなものと比較して良いか悪いか言っているのがを分かりやすくするために写真を撮ってきました。
木目があるほうがウッドパームレストで黒い方が純正パームレストです。
▼上から見た所
▼横から見た所
▼手を乗せてみた所
文章作成でのタイピングのしやすさ
文章作成においては文句なしの快適さだと言って良いでしょう。
APEX PRO TKLにはもともと純正のパームレストが付属しているのですが、プラスティックとラバーパーツを組み合わせたものです。
品質が高く、肌触りや打点の高さ等はこちらのほうが優れていると感じました。掌を乗せていても、適度に保持してくれるし、タイピング中にズレることもありませんでした。
ウォールナットは硬い木のはずですが、それでも木独特の柔らかさを感じます。鼻を近づければ木の良い香りで、なんかテンション上がります。
キーの打ち心地についてですが、APEX PRO TKLはリニアキースイッチなので元々軽い部類に入る押し心地になっています。それでも、打点が上がった事でより軽い力でキーを入力することが出来ます。タイピングによる腱鞘炎に悩んでいる人は是非導入してみてください。
FPS等のゲームをプレイしてみた
激しいキー操作をするときに、正確性や安心感を求めるならばあまりお勧めは出来ないです。
FPS等の対人系のゲームだと、基本的に右手はマウスを握っていてキーボード側にあるのは左手のみです。ですから、パームレストがズレない為に必要な上からの圧力が不足してしまうようです。
焦ったり急いだりと不意に激しくキー操作をする場面も多々あります。そういう場面になった時に力が入ってしまい、パームレストと一緒に左手の位置がずれてコントロールを失い、撃ち合いに負けてしまう事が何度かありました。
焦ったり急いだりしないのがベストなのですが、僕はゲームのプロではありませんし、めちゃくちゃ上手い方でもないです。そこに分類される方々が殆どのはずです。
なので、僕はFPSをプレイするときはAPEX PRO TKLに付属しているマグネットで固定出来る機構のあるパームレストに付け替えているので、このパームレストは使用していません。
まとめ
良いと思ったところ
- 長時間タイピングを行う場合に腱鞘炎のリスクを大きく減らすことが出来る
- ウォールナット無垢材の高級感
- デスクが少しオシャレになる
- 木のいい匂いがする
- S・M・Lと3つのサイズ展開
イマイチなところ
- 左手を激しく動かす必要があるゲームには向かない
- 少々値段が張る
オススメできる人
- 現在パームレストを使用していないタイピングの機会が多い人
- PCデスク回りをオシャレにしたい人