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【Razer Huntsman Tournament Edition JP レビュー】遂に日本語配列が発売!超"光"速!RAZER™リニアオプティカルスイッチ搭載の人気テンキーレスキーボード!

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どうも、あぎとろです。

今回はRazerから2021年3月12日より遂に日本国内で発売されたゲーミングキーボード 「Razer Huntsman Tournament Edition JP」のレビューをしていきたいと思います。

 

Razer Huntsman Tournament Edition JPについて

特徴
  • RAZER リニアオプティカルスイッチ搭載
  • ダブルショットPBTキーキャップ採用
  • 日本語キー配列
  • テンキーレス
  • Nキーアンチゴースト対応

このキーボード自体は以前からRazerのゲーミングキーボードのラインナップにあったのですが、英字配列のみの展開でした。 この度、ようやく日本語配列が発売されたという事で、以前から気になっていた為購入してみました。

Razerって?

Razer(レーザー)とは、2005年に創立され、現在はサンフランシスコとシンガポールの両方に本拠地を置き、 世界18ヵ所にオフィスがあり、米国、ヨーロッパ、中国でトップゲーミングブランドとして認知されている大手ゲーミングデバイスメーカーです。
ゲーマーならトリプルヘッドの蛇のマークを一度は目にしたことがあるはず。
今ではPC・スマートフォン分野にも進出しており、ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセット等にも独自の新技術を盛り込んでくる面白いメーカーです。

仕様

製品名 Razer ゲーミングキーボード Huntsman Tournament Edition JP - Linear Optical Switch 日本語 JP配列
メーカー名 Razer
本体デザイン テンキーレスデザイン
カラー ブラック
キースイッチ 押下圧40 g Razer™ リニアオプティカルスイッチ
キースイッチ 耐久性 最高 1 億キーストローク
キーキャップ ダブルショットPBTキーキャップ
オンボードメモリ 最大 5 つのプロファイル
ライティング 1,680万色のカラーオプションでカスタイマイズ可能な Chroma バックライト
ポーリングレート 1000 Hz
Nキーロールオーバー
アンチゴースト機能
ソフトウェア Razer Synapse 3
ケーブル USB-A to USB-Cの編みファイバーケーブル
幅 × 高さ × 奥行き 362.12 x 36.84 x 140.7 mm
重量(実測値) 677 g
保証 2年間(日本国内)
発売日 2021年3月12日
価格(2021年3月22日Amazon出品価格) 13,979円

Razer Huntsman Tournament Edition JPの開封&付属品チェック

開封

▼箱の表裏はこんな感じです。よく見ると分かるんですが、箱の写真に写っているのはEUバージョンです。

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▼シールで"日本語キー配列仕様"と張り付けられています。

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▼開封するとこんな感じです。

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Razer Huntsman Tournament Edition JPと付属品

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  1.  Razer Huntsman Tournament  Edition JP 本体
  2. USB-A to USB-Cケーブル
  3. ウェルカムシート・ステッカー・取扱説明書

主要な付属品を見ていく

USB-A to USB-Cケーブル

▼Razer特性のいつものやつ。カバーもついてます。USB-Cのほうには左右に溝が入っていて、本体側と凹凸で固定されるようになっています。

ただ、幅は広めなので通常のUSB-Cケーブルも使用可能だと思います。

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取り扱い説明書

▼日本語にも対応しています。プロファイルの切り替え方法も載っています。

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Razer Huntsman Tournament Edition JPを詳しく見てみる

外観

▼表はこんな感じです。日本語配列版が英字配列版と比較して大きく変わっている部分は、スペースキーが短くなり、エンターキーが大きくなった所でしょうか。

トッププレート部分はマット仕上げのアルミなので高級感があります。

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▼メディアキーは搭載されておらず、FNキー + F1 ~ F12 等のショートカットとして落とし込まれています。個人的には無駄なキーが無くて好みです。

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▼裏はこんな感じです。素材は強化プラスティックぽいです。

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▼四隅に角が取れた正方形のゴム足があります。足を畳んだ時でもグリップが確保されるので好印象です。

また、本体左上にUSB-Cの接続端子があります。専用ケーブルを使用すればしっかり固定されるように細工がされています。

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▼足は折りたたんだ状態を含めて3段階の調節が可能です。いずれも先端にラバーが配置されておりグリップを得られる構造になっています。

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▼左右から見るとこんな感じです。結構高さがあるので個人的にはパームレストが必須かなと思います。

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サイズ感

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キーボードには大まかに分けて、フルサイズ・テンキーレス・60%の3種類のサイズがあり、Razer Huntsman Tournament Edition JPはテンキーレスとなっています。

文書作成等の普段使いにも困らないし、コンパクトなデザインでデスク上を必要以上に圧迫しません。

RAZER™ リニアオプティカルスイッチ

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Razerが独自に開発した光学式のリニアスイッチです。色が赤いので赤軸と比較しがちですが、性能的には銀軸が一番近いですね。

それらと決定的に違うのは"光学式"であるということです。アクチュエーションポイントを通過し、光を遮断している板が外れて光がセンサーに触れた瞬間に入力が完了するので、従来のメカニカルスイッチより速度・安定性に優れています。また、物理的な接点が少ない為、耐久性も大幅に改善しています。

CherryMX軸との比較

  RAZER™ リニアオプティカルスイッチ CherryMX 銀軸 Cherry MX 赤軸
キーの感触 リニア リニア&静音 リニア
作動方法 金属接点 金属接点
押下圧 40 g 45 g 45 g
アクチュエーションポイント 1.0 mm 1.2 mm 2.0 mm
耐久性 1億回 5000万回 5000万回

アクチュエーションポイント:キーを押下はじめてから、実際に入力が始まるまでの長さ。この長さが短い程操作性がピーキーになり反応からの入力速度が上がる。

ダブルショットPBTキーキャップ

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ダブルショットPBTキーキャップとはキーキャップのベースとレジェンド(文字部分)で2色のPBT樹脂で成型されたキーキャップの事です。PBT樹脂は耐久性に優れているが加工が難しいとされている素材で、一般的にダブルショットPBTはABS樹脂製よりハイグレードなものという位置づけです。

PBT(ポリブチレンテレフタレート):成形性、電気特性、難燃性、耐薬品性、耐熱老化性、着色性に優れた結晶性のエンジニアリングプラスチックス。

ABS(エービーエス):合成樹脂の一種で、アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂の総称)

打鍵音


【あぎとろのガジェットBLOG】Razer Huntsman Tournament Edition JPの打鍵音

打鍵音はそこそこ大きいですね。

ちなみに、MX Cherry用の静音リングは取り付け可能ですが、スイッチの構造上の都合で効果は無い様です。

Nキーロールオーバー

複数のキーが同時に押された場合でも、押された順序に従ってすべての入力が認識される仕様です。

ゲーム中には複数のキーを同時に入力する必要な場面が多々ある為、ゲーミングキーボードとしては必須のスペックです。

アンチゴースト機能

"ゴースト"とは"誤入力"の事です。

これはキー同時押しの際に、キーボードの構造上発生する"ゴースト"を防止するための機能です。 

Razer Synapse 3

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FNキー以外のすべてのキーが割り当てが可能です。キーボードのキーからマウスのボタン、アプリの起動やマクロまで様々な機能を割り当てることが出来ます。

ライティングは輝度とパターンを変更できます。Chroma Stadioと連携することでより自由なライティングを設定することも出来ます。

作成したプロファイルはゲーム起動ファイルと紐づけて、ゲーム起動時にプロファイルを切り替えることも出来ます。

また、オンボードメモリに作成したプロファイルを保存し、持ち歩くことも出来ます。持ち歩くメリットとしては、オフライン大会や友人の家、サブPC等にRazer Synapse 3がインストールされていなくても、本来の設定でゲームが可能な点です。

 

Razer Huntsman Tournament Edition JPの使用感

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良いと思ったところ

  • 超光速&高耐久 RAZER™ リニアオプティカルスイッチ
  • レジェンドの摩耗の心配が無いダブルショットBPTキートップ
  • 打鍵感が素晴らしい
  • 使用感に特化したコンセプトの一貫性
  • ハイグレードゲーミングキーボードの中では比較的安価

イマイチなところ

  • 赤軸・銀軸系にしては打鍵音が大きい
  • 静音リングによる対処が不可能
  • デザインがすこしダサい
  • ライティングが地味

「まとめ」と「おすすめできる人」

Razer Huntsman Tournament Edition JP超"光"速の入力性能を誇り、耐久性も抜群で、オンボードメモリによる5つのプロファイルの切り替え機能やNキーアンチゴーストを備えていたりと、使用感に特化しています。競技用のゲーミングキーボードとしては非常に完成されている様に思います。

打鍵感も非常に良く、心地よくタイピング出来ます。

また、ゲーム時も普段使いも両立しつつ、デスク上のスペースも取らないので、お金を出すなら一番ベターな選択肢と言えるのがテンキーレスデザインの良い所です。

価格もハイグレードレベルの優先ゲーミングキーボードの中では比較的手を出しやすい価格帯なのも好印象です。

アクチュエーションポイントが浅い事による誤入力も慣れれば慣れの問題で、慣れてしまえばただただ快適です。

気になる点は今までのRazer製品に多くみられていた派手さやデザイン性は抑え目で、LEDの発色も平凡ですし、キートップの表面加工も使用感に特化した結果、全体で見た時に統一感が無く、見た目もあまり良くないです。

また、キータイプ音は従来のMX赤軸に比べると大きいです。スイッチの構造上、静音リングは装着可能ではあるものの効果は見込めません。

 

おすすめできる人は「操作性に全振り。俺は(私は)勝ちたいんだ。」という人には全力でお勧めします。

また、デスクのスペースに余裕が無いが、使い勝手も捨てたくないという方や、XLサイズのマウスパッドを使用している方にも安心してオススメ出来る高性能ゲーミングキーボードです。

反対に、「デザイン重視でデスク上を彩りたいんだ」という人にはお勧めしません。

 

今回はRazer Huntsman Tournament Edition JPのレビューをしてみました。気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
▼今回レビューした「Razer Huntsman Tournament Edition JP」