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【BenQ ZOWIE EC3-C レビュー】日本人の手にフィットしやすい『EC』シリーズの最小サイズ。自分に最適な大きさを選ぼう。

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どうも、あぎとろです。

今回はBenQ ZOWIEから2021年9月2日より日本で発売されている右手用・非対称のゲーミングマウス「BenQ ZOWIE EC3-C」のレビューをしていきたいと思います。

 

ファーストインプレッション

BenQ ZOWIE EC3-C中~小型サイズで右手用・左右非対称の有線ゲーミングマウスです。
形状はEC2を幅は据え置きにしながらも長さと高さが短くなっており、より日本人の手にフィットしやすく扱いやすい大きさになっています。
メカニカルの部分も、EC1・EC2-Bと比べてアップデートされており、長らく不満のあったであろうセンサーとビニールケーブルは撤廃され、新型センサーの中でも安定したものや、良質なパラコードケーブルが採用され、比較的近代化が測られたものになっています。
注意しなければならないのはZOWIEにとってEC3-Cは単に「ECシリーズ内のサイズ展開の1つ」でしかないという点です。
スペックや形状からしても、決して革新的なゲーミングマウスでは無いですしね。
僕たちユーザーからすれば「やっとZOWIEが新しいマウスだした!」というテンションになるのは仕方のないことですけどね…。
そういうわけで、文頭にて結論を述べることはあまりないのですが、言ってしまうと、EC3-Cを選択するのをおすすめできるのは「大きさが原因でECシリーズを選べなかった人」「ECクローンや近い形状のマウスを使用しているが大きさに問題を感じている人」ということになります。
それでは、BenQ ZOWIE EC3-Cについて細かく見てみましょう

商品仕様とスペック

製品名 EC3-C
メーカー・ブランド BenQ・ZOWIE
本体デザイン 右手用、左右非対称デザイン
カラー ブラック
メインスイッチ・ボタンの耐久性 不明
センサー PixArt PAW3360
IPS 400
最大加速度 50G
DPI 400 / 800(デフォルト) / 1600 / 3200
ポーリングレート 125 / 500 / 1000 Hz
リフトオフディスタンス 1.3~1.4mm(低設定時)
ボタン数 5(メイン×2、ホイールクリック、サイド×2)
ケーブル パラコードケーブル(2m)
マウスソール 不明、サイズはEC1・EC2と共通
ソフトウェア 無し
ライティング 無し
長さ×幅×高さ 119 × 61(グリップ幅:56) × 41mm
重量(実測値) 70g(74.66g)
接続方式 USB 2.0 / 3.0
保証 2年間
発売日 2021年9月2日
価格(2021年10月13日Amazon調べ) 8,800円

パッケージと内容物

パッケージ

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内容物

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  1. EC3-C
  2. 予備ソール
  3. ステッカー
  4. 取扱説明書(兼保証書)

セットアップ

ソフトウェアも無く、USB 2.0 / 3.0のポートに差し込むのみで利用可能です。

性能と使用感

外観と大きさ

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大きさは最長部の計測で「119 × 61 × 41mm」。グリップ幅は一番狭い所で56mmホイールの真横からのメインボタンの高さは26mm。

EC2から小型化が測られたエルゴノミクスデザインの右手用ゲーミングマウスとなります。

ECシリーズの中では「小サイズ」と分類されていますが、一般的なゲーミングマウスの基準でいうと「中サイズ」に分類される寸法です。

使用者の手の大きさは小~中サイズが適していて、メーカーとしてはかぶせ持ち・つかみ持ちでの使用を想定しているようです。

大サイズや中サイズの指が長い使用者だと持ち方が窮屈になったり、マウスのコンセプトから外れた使用法になる可能性が高いので注意が必要です。

形状的な大きな特徴は、上から見ると中央あたりから左右に広がっていて、左は内側へ、右は外側へ湾曲していて、掌をかぶせた時のフィット感が高い形状をしています。

パームレストのエッジは切り上げられておらず、徹底的に掌へのフィッティングを意識した作りになっています。

つかみ持ちをした時はこのパームレストのエッジが掌の下部に触れ安定感を高めます。

前から見るとマウス前側は逆台形になっており、薬指を伸ばす持ち方でもリフトオフがしやすい形状になっています。

マウスの後端は切り上げられておらず、広がるように落ちる形状をしています。

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重量測定

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公称では70g(ケーブル抜き)。実測値は74.66g

交渉の数値はケーブル抜きの数値なので、ほぼ差は無いと言って良いでしょう。

スイッチ

メインクリック

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メインボタンのマイクロスイッチは公式HPに記載が無く不明です。が、有志の分解報告から得た情報ではHUANOのブルースイッチが搭載されているようです。

クリック感は、クリックに必要な押下圧はかなり軽く、返りも弱めで遊びも少ない調整になっています。

ボタンを押し込んだ時と離した時の感触が薄いです。

動作音は「カチッ」と軽めの音が鳴り、音量は普通です。

個人的な感想にはなりますが、使い始めの頃は、離したつもりが離れておらず、その状態で押し込もうとして「あれ?!」となったり、押すつもりがない時に押してしまったりで、一時的に誤動作が増えました。

慣れると問題なく、フリック時の反応も非常に良いと感じました。

おそらく、直前までKailh GM 8.0等の入力感のはっきりした重めのスイッチが搭載されたゲーミングマウスを使用していた場合、違和感を感じるのだと思います。

押し込み幅が非常に狭く、応答性能の高さがわかります。

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ホイール

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24ステップの光学式ホイールが採用されています。

ラバー部分は一定間隔で突起があるものになっています。

スクロールはスムーズでノッチ感は適度で操作に対するフィードバックを損なわない程度でかつ、快適な操作感です。

動作音は大きめで、普段遣いでは少しうるさく感じますが、イヤホンやヘッドホンをしてるゲーム中であれば気にならない程度です。

ホイールクリックは硬さは普通程度で、返りも早く連続入力もしやすいです。

入力時に「カチッ」と小さな音がします。

サイドボタン

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配置は少し高めになっていて、ボタンとボタンの間は斜めに組み合わさっていてスペースがありません。
ボタンは大きめですが、親指と干渉することも無く良好です。
親指の届く範囲に配置してある為、操作上の問題は無いでしょう。
クリック感は軽く・返りが良いです。
動作音は「カチッ」という感じで小さめの音がなります。
個人的にはこのサイドボタンは嫌いです。
何で中間が斜めなのか…。僕の親指の前側が結構平たいので、指先で真ん中あたりに指をおいて前と後ろに傾けて押そうとすると、手前側のサイドボタンを押したつもりが奥側を押してしまったりと、誤作動が多いです。

センサー

センサーは"PixArt PAW3360"が搭載されています。

若干型遅れ感はありますが、安定して十分な性能が保証されているセンサーです。

DPIは底面のボタンで400 / 800 / 1600 / 3200の中から選択出来ます。

デフォルトでは400に設定されています。

DPIを細かく操作したい人や、DPI1200を常用している人からすると敬遠する理由になるかもしれません。

MouseTester

"MouseTester"でxCountとxSumを計測して、センサーが正確に動作しているかをチェックしてみました。

  • マウスパッドは『vaxee PA』を使用
  • ポーリングレートは1000Hzでの計測
グラフの見かた

xCount ・・・ グラフ縦軸はX軸での移動量。グラフ横軸は時間。

xSum ・・・ グラフ縦軸はX軸での移動量の合計。横軸は時間。

トラッキング性能に異常があれば、xCountでは移動方向とは逆側に点が出ます。xSumではラインに歪みが出ます。

xCount

400 / 800

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1600 / 3200

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xSum

400 / 800

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1600 / 3200

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センサーの精度は非常に良好で、かなり正確な部類です。

LOD(リフトオフディスタンス)

LoDが短ければ良いという評価基準の元判断すると、優秀なもので0.8mmから1mm。1.5mm当たりで普通となります。

  • 計測にはシックネスゲージを使用
  • ソールからマウスパッドまでの距離をセンサーが反応しなくなる値を計測
  • マウスパッドは『vaxee PA』を使用
  • LoDの設定は『低』で計測

計測の結果は設定『低』で1.4mm以下でした。

この数値は、現行の主要なゲーミングマウスの中では普通なLoDです。

個人的にはLoDは短すぎないほうが良いので好みの数値です。

用語チェック

LoD ・・・ Lift off distanceの略。マウスを持ち上げて、センサーが反応しなくなるまでの距離。

ソール

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ソールの材質は明記されていませんが、操作性重視の調整がされたソールの様です。

先端・センサー周り・後端に配置されていて、エッジがしっかり丸められておりどの方向にもスムーズに滑ります。

公式サイトでは滑り重視の調整がされたソールも販売されていますが、日本国内からの入手は困難です。

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↑付属する予備ソール

ソールの大きさはEC1・EC2と共通で、すでに販売されている予備ソールやサードパーティの物も流用出来ますから、そちらで賄ったほうが良いでしょう。

ケーブル

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"パラコードケーブル"が採用されています。

少し太いですが、軽く柔らかく摩擦係数が少ないです。

従来のZOWIEマウスで採用されていたビニールケーブルは勿論、Vaxeeのものよりも柔らかく取り回しがしやすいと感じます。

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ケーブルの付け根は上方向にクイッと持ち上げられており、マウスに摩擦の影響が少なくなるように設計されています。

握り方

結論から言うと、僕的には「かぶせ持ち」「つかみ持ち」と相性が良いです。「つまみ持ち」も十分可能な大きさですが、テールがカットされていないので指先での操作で干渉する可能性はあります。

このページに僕の手の大きさを記載している為、その数値を参考に記事を読むことをお勧めします。

かぶせ持ち
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相性はかなり良いです。

中サイズの手なら程々、小サイズなら高いフィット感を得られます。

トップシェルは先端側が高く、後端はなだらかに落ちています。また、右側に傾きが付けられているので、ふわっと手を被せると自然にフィットします。
小サイズの手であれば、手のひらの大部分がシェルに密着し、高い安定感を得ることが出来ます。
両サイドのデザインも秀逸で、右側(薬指側)は薬指と小指を伸ばしても窮屈にならないだけのスペースが確保されており、グリップ部分はわずかに湾曲しているためホールドもしやすいです。
左側は前側のサイドボタンの下辺りが湾曲しており、前側だと親指を包み込むように、後ろ側だと親指を立てた時に程よくフィットする様な形状になっています。
つかみ持ち
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相性は非常に良いです。

小・中サイズの手であればサイドボタンやホイールに指が届かないことは無いでしょう。
マウス後端が切り上げられていないことで手のひらの下側でマウスがホールド出来る点が優秀です。
両サイドはかぶせ持ちとほとんど同じ理由でフィット感が高く、親指を立てて薬指を少し曲げて、右側前方の窪みに引っ掛けることで、マウスを右よりに保持しつつある程度親指で微調整が効く状態で、マウスのセンターを手の軸に合わせられる所が気に入っています。
つまみ持ち
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相性は悪くないです。クリック感やグリップ・操作性が気に入ったのであればあり。

中・大サイズの手なら問題なく運用可能です。
重量も実測値74g弱と軽いため十分及第点で、長さも119mmと短くグリップ幅に関しては56mmと狭く挟み込んだときに力も入りやすいので安定感もあります。
ハイセンシで指先を使って操作するのであればもう少し小さなマウスの方が適正は高いでしょう。
ミドル~ローセンシで指先は固定して手首・肘・肩を使ってコントロールするのであれば十分快適に操作できます。
ただ、冒頭でも書いたとおり、あくまでクリック感や操作性が気に入ったのであれば採用するレベルではあるとおもいます。
個人的には小指の収まりが良いので気に入っています。

コーティング

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指紋が付きやすいコーティングですが、手が少し湿っている状態だとグリップは良好です。

手が乾燥していると少し滑ります。

個人的には十分グリップテープも必要なく運用出来ます。

ビルドクオリティ

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強めにマウスを振っても全く音がしないので、スイッチ類のカタ付きはありません。

また、軋みも無いのでビルドクオリティは高いと言っていいでしょう。

カスタマイズ機能

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ポーリングレートやDPIを変更するとLEDの位置や色が対応して変化するのでわかりやすいです。

操作方法

DPI変更:マウス底面の右側のボタンを押すと「400(赤)→800(紫)→1600(青)→3200(白)」と変化していき、サイクルする

ポーリングレート変更:マウス底面の左側のボタンを押すと「125→500→1000Hz」と変化していき、サイクルする

 

ここからの設定は「マウスをUSBポートから取り外した状態で、以下のボタンの組み合わせを押しっぱなしにした状態でUSBポートに接続する」ことで設定が完了します

リフトオフディスタンス(LoD)の変更:

低設定 → 後側のサイドボタン+左クリック

中設定 → 前側のサイドボタン+左クリック

高設定 → 後側のサイドボタン+左クリック+右クリック

クリック応答時間の変更:

高速 → 後側のサイドボタン

標準 → 前側のサイドボタン

レビューしている僕のデータ

プレイしたゲーム

Apex Legends / Aim Lab / KovaaK 2.0です。

使用したマウスパッド

vaxee PA

手のスペック

手長(手首のしわより):189mm
手掌長第1指:80mm
手掌長第2指:105mm
手掌長第3指:110mm
第1指長:70mm
第2指長:75mm
第3指長:80mm
手幅:89mm
項目名や測り方は以下のサイト様より

ApexLegendsを実際にプレイした感想

センシ

DPI800 2.0 / 1.29(振り向き12.99cm)

感想

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僕の場合、手の大きさは標準的なサイズである18cmで指が短いタイプ。しかも本来は左利きなので、右手の筋が少し硬く柔軟性に欠いています。
ですから、EC3-Cでかぶせ持ちやつかみ持ちをするには少し小さく感じました。
かぶせ持ちでは手の前側で浅く持つ必要がありますし、つかみ持ちでは窮屈な持ち方になってしまいます。
結局、一番しっくりくる持ち方はつまみ持ちでした。
割と力を入れてマウスをつまんだ状態で、手首の支点はマウスパッドに軽く触れた状態を保ち、手首は力まないようにするという形です。
指先は僅かに使う程度で、基本的に肩・肘・手首を使ってマウスコントロールを行います。
ゲームはApexをメインにKovaakでトラッキングのストーリーをやる程度ですが、フリックもトラッキングも非常にやりやすく、軽快にマウスをコントロールすることが出来ました。
気になったのは「クリックの軽さ」と「サイドボタンの中央の切れ込み」でした。
「クリックの軽さ」はHUANOのブルースイッチに変更され、調整もかなり浅く軽く返しが弱い「反応が良く柔らかいスイッチ」に仕上がっているのですが、最近のゲーミングマウスに多く搭載されているKaih GM 8.0等といったメリハリのあるスイッチに慣れていると、使い始めの頃はクリックミスが頻繁に起きました。心当たりのある方は、初めの内だけですが注意はしておいた方が良いと思います。
「サイドボタンの中央の切れ込み」については、個人的な理由にはなるのですが、親指の形がひらべったく、脂肪が少ない形状をしているので、指先でサイドボタンを押すのですが、サイドボタンをおそうとした時に中央あたりに指を添えて、シーソーのように指を傾けて前側と後側のサイドボタンを押し分ける時に、切れ込みが斜めになっていると操作に狂いが生じるというものでした。
無難にまっすぐ切れ込みを入れておいてくれよというのが本音です。

OUTSET AXと比較して

寸法のスペック状だと近いAXとEC3-Cですが、交互に握るとAXの方が握った時のサイズ感が大きめに感じます。
主な原因としては左側の高さが違う事が挙げられると思います。
左側の高さが違うことで、手を被せた時の傾斜の付き方が違いますし、クリック部分の高さも異なるので全く違うマウスであることがわかります。
AXが自分に合っていると感じているのであれば、あえてEC3-Cに移行するべきではないと思いますね。

総評

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BenQ ZOWIE EC3-CはECシリーズでは最小サイズの右手用エルゴノミクスデザイン、ゲーミングマウスです。

形状はEC2クローンの中型マウスで、重量は約74.66gと軽量化されており、人体工学を考慮されて作られた形状はかぶせ持ちやつかみ持ちなどの、手とマウスの設置面が多い持ち方と相性が良いです。

個人的にはつまみ持ちでも右側の収まりが良いので十分使えるなぁという印象ですが、メーカー側の意図では無いと思います。

メカニカルの部分では、"C"となってリファインされた「パラコードケーブル」「3360センサー」「軽いメインスイッチ」が特に注目です。

パラコードケーブルは少し太いですが、軽く柔らかく摩擦抵抗の少ない良質なケーブルと言えます。

メインスイッチはかなり軽く柔らかい反発の少ないものなので、人を選ぶ可能性はありますし、硬めのスイッチに慣れている方は使い始めは誤操作も増えそうです。が、慣れれば応答性能が早く優秀なスイッチです。

3360センサーに関しては、今のゲーミングマウスとしては少し型遅れですが及第点です。価格を考えればもう少し上位のものを搭載しても良かったのではとは思います。

スペックやZOWIEの販売姿勢に関しては色々思うところはありますが、結局は形状の優秀さでユーザーをねじ伏せるのは流石の一言です。

購入者の手似合うかどうかはその人次第ですが、EC3-Cを総合的に評価すると「小さめで左右非対称形状の有線ゲーミングマウスを求めている」のであれば、非常におすすめできるゲーミングマウスです。

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良いところ

  • ECシリーズ最少で一番汎用的なサイズ
  • 軽量で柔らかく摩擦抵抗が少ないパラコードケーブル
  • 安定感のある大判のソール
  • 扱いやすい重量
  • 反応が良いスイッチ
  • スムーズなホイールスクロール。
  • 丁度良いLoDの数値

悪いところ

  • センサーは3360で最低限。使用上問題無いが精度も少し甘い
  • サイドボタンの形状
  • 純正のソールは入手が難しい
  • スペックに対して価格は高め

今回はBenQ ZOWIE EC3-Cのレビューをしてみました。気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

▼今回レビューした「BenQ ZOWIE EC3-C」