どうも、あぎとろ(@agito0224)です。
今回はLogicool Gから2021年12月2日より日本で発売されている右手用・左右対称のワイヤレスゲーミングマウス「Logicool G303SH」のレビューをしていきたいと思います。
ファーストインプレッション
商品仕様とスペック
製品名 | G303SH |
メーカー・ブランド | Logicool G |
本体デザイン | 右手用、左右対称デザイン |
カラー | ブラック |
メインスイッチ・ボタンの耐久性 | 不明 |
センサー | HERO 25Kセンサー |
IPS | 400 |
最大加速度 | 40G |
DPI | 100~25,600 DPI |
ポーリングレート | 125、250、500、1000 Hz |
リフトオフディスタンス | 0.7~0.8mm |
ボタン数 | 5(メイン×2、ホイールクリック、サイド×2) |
ケーブル | USB-C to USB-A シリコンデータ/充電ケーブル |
マウスソール | PTFE |
ソフトウェア | Logicool G hub |
オンボードメモリ | 有 |
マイクロプロセッサー | 32ビットARM |
長さ×幅×高さ | 117.15 × 69.5(グリップ幅:65mm) × 40.2 mm |
重量(実測値) | 75g(73.99g) |
接続方式 | LIGHTSPEEDワイヤレス |
バッテリー駆動時間 | 145時間 |
システム要件 | USBポート、Windows 8以降、macOS 10.11以降、インターネットアクセス(オプションのソフトウェア ダウンロード時) |
対応プラットフォーム | Windows 8以降、macOS 10.11以降 |
保証 | 2年間無償保証 |
発売日 | 2021年12月2日 |
価格(2021年12月1日Logicool G公式) | 16,280円 |
パッケージと内容物
パッケージ
内容物
- G303 SHROUD
- レシーバー延長アダプター
- LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー
- 充電、データケーブル
- ステッカー
- クイックスタートガイド
- 保証書、保証規定
LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー
G303 SH専用のレシーバーです。無くさないようにしましょう。
G303SHの後端にはレシーバーを格納する機構が搭載されています。
レシーバー延長アダプター
レシーバーと本体の距離を稼いで通信を安定させるためのものです。
セットアップ
- Logicoolのゲーミングマウスを管理するソフトウェア『G HUB』をダウンロード
- 付属する「LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー」と「充電ケーブル」と「レシーバー延長アダプター」を組み合わせる
- 出来上がったものをUSB 2.0 / 3.0のポートに差し込む
- G303SHの電源をONにする
これでG303SHのセットアップは完了です。
G HUBのダウンロードページ:
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/innovation/g-hub.html
性能と使用感
外観と大きさ
大きさは最長部の計測で「117.15 × 69.5 × 40.2 mm」。グリップ幅はサイドボタンの中央から下部分(センサー中央から直線上)が65mm。ホイールの真横からのメインボタンの高さ27mm。
重量測定
公称では75g。実測値は74.99g。
Logicoolのワイヤレスマウスは本当に重量嘘つかないの素晴らしいです。
スイッチ
メインクリック
メインボタンのマイクロスイッチは公式HPに記載が無く不明です。
クリック感は、ストロークは浅いですが押下圧は高めのメリハリの強いものになっています。
動作音は高めに「カチッ」と鳴ります。音量はメカニカルスイッチとしては普通です。
個人的には、ボタンを離した時に少し金属音っぽい高い音が響くのが気になります。
クリック可能な範囲は本体の長さの割に短く狭くなっています。
浅く掴んで指を立てたり、お尻の方をつまむような持ち方はだと指がクリック面に届かない可能性があります。
ホイール
ラバー部分は突起が全く無いものになっています。ゲーミングマウスでは割と珍しいです。
操作した感じだと指のかかりは問題ないですが、爪先や指の先端で突起に引っ掛けるように操作する癖がある人は違和感があるかもしれません。
スクロールはスムーズでノッチ感は適度で操作に対するフィードバックを損なわない程度でかつ、快適な操作感です。
動作音は普通で大きさは気になりません。
ホイールクリックは硬さは普通から少し固めの程度で、返りも早く連続入力は若干しづらいです。
入力時に「カチッ」と小さな音がします。
サイドボタン
センサー
センサーは"HERO 25K"が搭載されています。
Logicool Gから発売されているゲーミングマウスでは最高スペックのセンサーとなっています。
DPIはデフォルトの状態で、マウス表面のDPI変更ボタンで400 / 800 / 1600 / 3200の中からサイクルすることが出来ます。
デフォルトでは800に設定されています。
DPIを細かく設定したい人は、G HUBから100~25,000 DPIから調節することが出来ます。
MouseTester
"MouseTester"でxCountとxSumを計測して、センサーが正確に動作しているかをチェックしてみました。
使用するマウスパッドは執筆時に僕が推しているゲーミングマウスパッドを使用しています。
基本的に定評があるゲーミングマウスパッドであれば結果はそれほど変わらないと思います。
- マウスパッドは『gamesense Radar』を使用
- ポーリングレートは1000Hzでの計測
xCount ・・・ グラフ縦軸はX軸での移動量。グラフ横軸は時間。
xSum ・・・ グラフ縦軸はX軸での移動量の合計。横軸は時間。
トラッキング性能に異常があれば、xCountでは移動方向とは逆側に点が出ます。xSumではラインに歪みが出ます。
xCount
400 / 800
1600 / 3200
xSum
400 / 800
1600 / 3200
センサーの精度は非常に良好で、かなり正確な部類です。
LOD(リフトオフディスタンス)
LoDが短ければ良いという評価基準の元判断すると、優秀なもので0.8mmから1mm。1.5mm当たりで普通となります。
- 計測にはシックネスゲージを使用
- ソールからマウスパッドまでの距離をセンサーが反応しなくなる値を計測
- マウスパッドは『gamesense Radar』を使用
計測の結果は0.7~0.75mm以下でした。
この数値は、現行の主要なゲーミングマウスの中ではかなり短めなLoDです。
LoD ・・・ Lift off distanceの略。マウスを持ち上げて、センサーが反応しなくなるまでの距離。
ソール
ソールの材質は無添加のPTFEです。
先端・センサー周り・後端に配置されていて、エッジがしっかり丸められておりどの方向にもスムーズに滑ります。
ソールの面積がかなり広いので、摩擦係数は高めです。
滑りを重視する方は、マウスパッドで調節するかソールを張り替えたほうが良いかもしれません。
予備ソールはいつも通り付属しません。
充電ケーブル
"シリコンケーブル"が採用されています。
柔らかくクセがつかないので優秀です。反発力もそれほどないので、ワイヤレスアダプターを接続してデスクに置いた時もケーブルに引っ張られて落ちるということは無いです。
今回より充電端子がType-C USBに変更されたことによって、急速充電に対応しました。やったね!
個人的には、どの道G Pro X SLと取っ替え引っ替え使うので割と面倒にはなりました。
世間的にはType-Cが好まれるのでヨシ。
握り方
結論から言うと「つかみ持ち」と相性が良いです。
というより、そのほかの持ち方と全くの互換性が無い様に思えます。
このページに僕の手の大きさを記載している為、その数値を参考に記事を読むことをお勧めします。
かぶせ持ち
相性はかなり悪いです。
つかみ持ち
相性は非常に良いです。
つまみ持ち
相性は悪いです。
コーティング
トップシェルはサラッとしていますが肌触りは良いです。
サイドシェルは透過素材となっていて、少しグリップは落ちる素材が使われています。
手の状態が普通であればツルツル滑るといったことは無いです。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは高いです。
降っても音はしませんし、強めに握ってもきしみを感じません。各パーツの組付け精度も高く使用上の不安は一切感じません。
管理ソフトウェア「G HUB」
設定項目や機能に関しては、当ブログでレビューしている他のLogicool Gマウスと大差はありません。
レビューしている僕のデータ
プレイしたゲーム
Apex Legends / CoD V / Aim Lab / KovaaK 2.0です。
使用したマウスパッド
gamesense Radar
手のスペック
センシ
しばらく使用してみた感想
とにかく使いにくかったです。
総評
Logicool G303 SHはLogicool Gから発売されている右手用・左右対称デザインの高性能ワイヤレスゲーミングマウスです。
形状は上から見てひし形とかなり手の大きさと握り方を選びます。購入する際は必ず店頭で握ってからの方が良いです。
基本的には手が大きく指が長い人以外には絶対にオススメしません。
『しばらく使用してみた感想』でも述べたとおり、つかみ持ち以外の適正が極端に低く、手の大きさと指の長さを選ぶ点がかなり人を選ぶ為です。
購入者の手似合うかどうかはその人次第ですが、G303 SHを総合的に評価すると「シュラウドと同じ手の形、同じプレイスタイル、大ファン」なのであれば、おすすめできるゲーミングマウスと言えるでしょう。
良い点
- 完璧なメカニカル、ビルドクオリティ
- ついに搭載されたUSB-C
- 148時間の駆動時間
気になる点
- 手の大きさと持ち方を選ぶ形状
- メインクリックが少し重い
- 価格は高め
今回はLogicool G303 SHのレビューをしてみました。気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
▼今回レビューした「Logicool G303 SH」