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【Artizan 飛燕 MID XL レビュー】自由なマウスコントロールを。感覚と直結するゲーミングマウスパッド。

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どうも、あぎとろ(@agito0224)です。

今回はArtizanから発売されているゲーミングマウスパッド「飛燕 MID XL」のレビューをしていきたいと思います。

 

ファーストインプレッション

飛燕はArtizanから発売されている布製のゲーミングマウスパッドです。

一般的な布製のマウスパッドは丸めて梱包されているものですが、Artizanのマウスパッドは丸めたりすることが推奨されないことから、マウスパッド専用の梱包で届きます。

滑走面はポリエステルのアムンゼン織組織で構成されており、指の腹で触れるとザラつきが感じられます。

僕がこれまで体験したゲーミングマウスパッドの傾向と同じく、ザラつきのある表面ではソールとの摩擦抵抗が抑えられており、滑りが軽く感じられました。

エッジはしっかり、ステッチ加工されており、目立った綻びは見られませんでした。エッジの耐久性は心配なさそうです。

底面のラバーは、僕の環境ではグリップ力に問題は有りませんでした。プレイ中にずれたりといったことはありません。

ザラつきのあるデスクではズレたりする可能性もあるので、各々の環境を確認した上で購入したほうが良さそうです。

Artizan

日本国内に拠点を置く、マウスパッドメーカー。広告を打たず、口コミだけで広がった。神マウスパッドを連発している知る人ぞ知るメーカー。

カラー・サイズ・中間層硬度のバリエーション

Artizanのマウスパッドの大きな特徴が「カラー・サイズ・中間層硬度の組み合わせを選べる」事です。

一つの種類のマウスパッドでも、カラー・サイズ・中間層硬度(スポンジ)の組み合わせで、個人の好みにアジャストすることが出来るってこと。

尚、厚みは中間層硬度で変わる様です。

今回、レビューで扱う「飛燕」で選べるのは以下の項目。Amazonでは項目をえらぶというよりも、すでに組み合わせが決まった項目を探して注文するという感じになります。

Artizan公式サイトからなら、各項目を選んで注文することも可能。

僕は、カラー「ワインレッド」、サイズ「XL」、中間層硬度「MID」を選んで購入しました。

カラー

  • ブラック
  • ワインレッド

サイズ

カッコ内は横x高さ

  • S(240 x 210 mm)
  • M(310 x 240 mm)
  • L(420 x 330 mm)
  • XL(490 x 420 mm)

中間層硬度

カッコ内は厚み

  • XSOFT(4mm)
  • SOFT(4mm)
  • MID(3mm)

製品仕様とスペック

製品名 飛燕
メーカー名 Artizan
表面 アムンゼン織組織(ポリエステル)
中間層 特殊構造単泡フォーム
裏面 吸盤構造ラバー
エッジの加工 ステッチ加工
カラー ワインレッド、ブラック
サイズ(厚みは中間層硬度により変化)

S : 240 x 210 mm

M : 310 x 240 mm

L : 420 x 330 mm

XL : 490 x 420 mm

中間層硬度

XSOFT : 厚み4mm

SOFT : 厚み4mm

MID : 厚み3mm

表面摩擦 バランス、スピード
保証 開封直後の欠陥のみ
価格(2022年2月24日Artizan公式HP価格)

S : 2,310円

M : 3,190円

L : 3,850円

XL : 4,840円

 

パッケージと内容物

パッケージ

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ゲーミングマウスパッド専用のパッケージングです。丸めると滑走面に影響があるようです。

因みに、このパッケージは残しておくと保管用にも使えるのでオススメ。

内容物

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性能や使用感

セットアップ

マウスパッド専用のダンボールに梱包されて届くので、巻グセは一切ありません。

取り出した瞬間から使用開始が可能です。

滑走面

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アムンゼン織組織の滑走面が使用されているということで、非常に目が細かく硬さと柔軟性に優れていて、手で触るとザラザラします。

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拡大するとこんな感じです。かなり目が細かく規則性が高いです。

操作感(使用感)

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種別はバランスタイプです。

マウスパッドとソールの摩擦を感じにくいので、精密なコントロールが可能です。

感覚的に表現すると、「自分の感覚を邪魔されず、思い通りの所へマウスを動かせる」という感じです。

逆に言えば、マウスパッドの摩擦を利用して止めるといったことが難しく、ダイレクトに操作がマウスに伝わるので、操作に精密さを要求されます。

マウスパッドの摩擦も含めてトラッキングしたい人には向かない可能性があります。

滑走面の肌に当たる感触がザラッとしていて、何度も大きく素早くマウスを動かしていると肌に少しの痛みを感じたので、個人的にはアームカバーが必須だと感じました。

アームカバーを装着した状態だと、汗からの干渉も受けず快適に操作出来ています。

中間層

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飛燕はXSOFT・SOFT・MIDの三種類から中間層の硬度を選択できます。

XSOFT・SOFTは厚みが4mm、MIDが3mmとなるようです。

僕が今回購入した「MID」は一番硬い中間層硬度となっていて、その分滑りが良くストッピングがしずらくなります。

エッジ

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ステッチ加工が施されています。

高さも滑走面と殆ど変わらないので引っかかり自体が起きにくくなっています。

縫製もほつれが見られず精巧に施されていると感じました。

衣服や腕への引っ掛かりが抑えられ、エッジの耐久性は心配無さそうです。

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因みに、拡大するとこんな感じです。

底面

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底面には吸盤構造のラバーが使用されています。

触った感じではサラサラしており、グリップが感じられなくて心配になりますが、デスクに設置してみると、ピッタリと吸い付くといった感じでした。

ただし、表面のツルッとしたデスクだと上手く吸着するのですが、表面にザラつきがあるようなデスクだと吸着しない場合があるようなので、各々の環境を確認した上で購入た方が良いでしょう。

サイズ感

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今回、僕が購入したのは「XLサイズ(490 x 420 mm)」。

ゲーミングマウスパッドのXLサイズとしては標準的な大きさです。

他にもS・M・Lサイズが用意されており、用途によって選択することが出来ます。

画像は「140 × 70 cm」のデスクに設置した際のサイズ感の参考にしてください。

キーボードはApex Pro TKLでテンキーレスのモデルです。

 

良い所&注意点

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良い所

  • バランスタイプのゲーミングマウスパッドとして非常に優秀
  • 感覚の通りに動き出して、ピタッと止まる
  • サイズ・中間層硬度の組み合わせで注文でき、好みに合わせられる
  • ステッチ加工が施されており、エッジの耐久性が高い
  • 巻グセのつかない専用の梱包で送られてくる
  • カラバリのワインレッドがカッコいい

注意点

  • 折り曲げたり、丸めて収納することが出来ない(推奨されない)
  • 表面のザラつきが気になる人は気になる

総評

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使用感は、スピード寄りのバランスタイプ。感覚通りにスッと動いてピタッと止まる。マウスパッドの摩擦抵抗を感じたくない感覚派のプレイヤーにオススメ出来る、非常に優秀なゲーミングマウスパッド

滑走面ザラつきのあるアムンゼン織組織で、マウスソールへの摩擦抵抗が抑えられている反面、肌への摩擦が強めなので、個人的にはアームカバーの使用が必須かなと感じました。

中間層硬度MIDだと沈み込みが少なく、摩擦抵抗のムラが極めて少ないのが特徴的です。

底面吸盤構造のラバーが採用されており、ツルッとした表面のデスクであればグリップが効いて、プレイ中にズレることはありませんでした。

ただ、表面にザラつきのあるデスクだと吸着が不十分でプレイ中にズレるといった意見もあるので、自身の環境と相談した方が良いでしょう。

エッジはしっかりとステッチ加工が施されているので、耐久性は高そうです。

価格は、大きさを基準にすると高めの水準ではありますが、使用感は最高峰のゲーミングマウスパッドと言える出来に仕上がっているので、個人的にはコストパフォーマンスは気にならないです。

今回はArtizan 飛燕 MID XLのレビューをしてみました。気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
▼今回レビューした「Artizan 飛燕 MID XL」