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【TRN Kirin レビュー】平面磁気ドライバー搭載。究極コスパのインイヤー型イヤホン。

どうも、あぎとろ(@agito0224)です。

今回はTRNから2022年より発売されている14.5mmの平面磁気ドライバーを搭載したイヤホン「TRN Kirin」のレビューをしていきたいと思います。

免責事項

当レビュー記事は

HiFiGoAudio(@HiFIGoAudio)様からの商品提供を受けて内容を作成しています。

HiFiGoAudio公式HP

Earphones, Audio Players, Headphones AMP, DACs & TWS for Audiophiles — HiFiGo

提供内容

TRN Kirin × 1

試用期間・使用条件

記事内容は、商品到着後2週間以内の使用体験によるものです。
現時点で耐久性においては不明で、更に時間が経過し、何かあれば追記する可能性があります。
僕が所持している、していたヘッドフォン・イヤフォン:ATH-M50x、DT990PRO、AKG710、HD599SE、BlackShark V2、GAME ZERO、GAME ONE、SE215、TF10 Pro
視聴環境:iPhone11+ONKYO HF Player、PC+ifi ZEN DAC
これらを超える高級機の視聴経験はありませんので、これらの機種の視聴経験を得ての感想です。
以上の点をご了承いただいた上で当レビュー記事を参考にしてくだされば幸いです。

ファーストインプレッション

TRN Kirinはドライバーに14.5mmの平面磁気ドライバーが搭載されており、3種類のノズルによって音質をカスタマイズすることが出来るインイヤー型のイヤホンです。

ボディはアルミニウムで構成されており、剛性感があるビルドクオリティになっています。

価格はAmazonで17,980円。HiFiGO通販で$129.80です。

平面磁気ドライバーが搭載されていて、アタッチメントも豊富で、他の平面磁気ドライバー搭載モデルのイヤホンと比較しても、非常にコストパフォーマンスに優れる内容となっています。

それでは、早速"TRN Kirin"を詳しく見ていきましょう。

用語チェック

平面磁気ドライバー ・・・ コストが高い代わりに、広い周波数帯域で歪みが非常に小さいのが特徴です。クリアなサウンドと高速なレスポンスが期待できます。

製品仕様とスペック

製品名 Kirin
メーカー・ブランド TRN Audio
形状 インイヤーモニター
装着形式 イヤーフック
カラー ブラック
ドライバー 大口径14.5mm平面磁気ドライバー
インピーダンス 32Ω
応答周波数 7Hz-40000Hz
感度 106db
ケーブル材質 / 長さ 4極銀メッキ銅編組ケーブル
コネクタ 0.78mm 2ピン端子
接続端子 2.5 / 3.5 / 4.4mm
重量(本体+ケーブル) 15g+26g
発売日 2022年
保証 12ヶ月の製品保証
価格(2021年12月30日Amazon / HiFiGoAudio価格) 17,980円 / $129.80

パッケージと内容物

パッケージ

内容物

  • TRN Kirin 本体
  • キャリングケース
  • 4極銀メッキ銅編組ケーブル
  • 3.5 / 2.5 / 4.4mm 交換式オーディオコネクタ
  • 6.5mm ジャックアダプタ
  • イヤーピース
  • チューニングノズル(3種)
  • 取扱説明書等

付属品

イヤーピース

シリコンのイヤーピースが2種4サイズ、メモリーフォームのイヤーピースが1セット付属しています。

シリコンイヤーピースは、黒が硬めで、白は柔らかめになっています。

チューニングノズル

Transparency(透明性) / Reference(標準) / Atmospheric immersion(空気感向上)のチューニングノズルが付属します。

構造としては、長さ・厚みが違うチューニングノズルに交換することで音質の傾向を変化させるというものです。

物理的にドライバーから出る音が耳まで到達するまでの空気振動の工程を変化させることによるものの様です。

それぞれの感想は後述します。

フレキシブルに交換可能なサウンドアダプター

3.5 / 2.5 / 4.4mmのアダプターを簡単に取り替えることが可能になっていて便利です。対応する環境さえあれば、バランス接続も気軽に行えますし、6.5mmのジャックアダプタも付属しているので、卓上のDAC等にアンバランス接続する場合にも問題ありません。

性能と使用感

外観

素材はハウジングからノズルまでアルミニウムが使用されており、デザインはブラックのボディにゴールドのラインがあしらわれていて、割りとカッコいいです。

交換式のノズルもねじ込み式ですがビルドクオリティは高いです。

装着感

ケーブルの耳掛け部分は針金無しの形状記憶になっていて、やんわりと耳にフィットする感じになっています。

針金入りと比べると自分の好みには合わせ辛いですが、取り付けの時に手間取らないのがメリットです。

金属製ですが本体は軽めなので比較的疲れは少ないです。ケーブルを耳に掛けることで耳から外れることはないです。

イヤーピースは豊富に付属されているので、そこから自分に合うものを選ぶのも良いですし、自分で好きなイヤーピースを使っているのであればそちらを使用すると良いでしょう。

個人的には少し小さめのイヤーピースがおすすめ。左右で適正の大きさが違う場合もあるので注意。

遮音性

装着時に耳にピッタリとくっつくので、遮音性はそこそこあります。音楽再生中であれば外音はそれほど気になりません。

ケーブル

銀メッキOFC銅編組ケーブルが採用されています。

表面素材は柔らかいビニールで、取り回しやすく好印象です。

クオリティが高く、しっかり目のケーブルになっています。

コネクタは0.78mm 2ピン端子です。色は同じですが、大きくL・Rが印字されているので判別は容易です。

プラグは付属する交換用のオーディオコネクタは全てI型です。

ビルドクオリティ

アルミニウムのボディは剛性感があり、安心出来ます。

安っぽさがなく、スタンダードな形状で、質感に問題はありません。印象を決定づける要素としてはデザインが気にいるかという所でしょう。

サウンド

イヤーピースは付属の「白シリコンイヤーピース」を使用しました。

再生機器はiPhone11 + Lightning→3.5mm変換ケーブルと、PC + ifi ZEN DACに付属の4.4mmオーディコネクタ使用によるバランス接続です。

音質傾向

高音域が若干刺さり気味ですが、ボーカルは埋もれず、全体的に元気良くクリアに慣らしてくれる印象。若干高音域寄りのドンシャリ型です。

高音域・中音域・低音域を全体的にバランスよく鳴らしてくれますが、付属されているチューニングノズルを変更することで音質傾向を変化させることが出来ます。

Transparencyは一番短いノズルになっており、音がダイレクトに強調される印象です。高音域は若干刺さりますが、非常に透明感のある音になります。

Referenceは、Transparencyで気になっていた高音域の刺さりが抑えられており、全体のバランスが整う印象です。

Atmosphericは、中音域が引き上げられ、高音域が下げられる事によってボーカルが強調されるような印象です。

音量を上げたときの高音域の刺さりは若干気になるものの、非常にクリアで解像感の高い音を楽しめます。また、全体的なバランスは整っていますが、元気良く鳴るせいか退屈さを感じません。

その反面、人によっては聴き疲れをする音であるとも言えるでしょう。

解像度

非常に高いです。細かいディティールも再現していて聞き逃すことがない。

音場

狭くもなく広くもなく十分。

総評

TRN Kirinは一言で表現するならば「1本で3度美味しい、解像感の高い聴いていて楽しいイヤホン」です。

高・中・低音域どれを取っても元気でクリアで解像感が高い歪みの無いサウンド。若干高音域が刺さる感じはあります。

幅広い音楽を楽しく聴くために適したイヤホンであると言えるでしょう。

付属品も豊富で、品質も高いです。平面磁気ドライバーを搭載したイヤホンの中では非常にコスパが高いモデルになっている点も注目するべきポイントです。

メリット

  • 全体的にクリアで歪みのない解像度の高い音
  • 最初から同梱されているケーブルの品質が高い
  • 付属品の品質が高い
  • チューニングノズルで音質を好みに変更出来る
  • アルミ製の筐体はビルドクオリティが高い
  • 平面磁気ドライバー搭載のイヤホンの中ではコストパフォーマンス抜群

デメリット

  • 高音域が少し刺さる
今回はTRN Kirinのレビューをしてみました。
気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
▼今回レビューした「TRN Kirin」