どうも、あぎとろ(@agito0224)です。
今回はSOUNDPEATSから2022年12月26日より発売されている完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」のレビューをしていきたいと思います。
免責事項
当レビュー記事は
SOUNDPEATS様からの商品提供を受けて内容を作成しています。
SOUNDPEATS公式HP:https://jp.soundpeats.com
提供内容
試用期間・使用条件
クーポンコードの発行
クーポンコード:CPS3PBLG01
使用期限:2022/12/26 00:01 JST~2023/1/02 23:59 JST
ファーストインプレッション
Capsule3 Proはドライバーに12mmのダイナミックドライバーを搭載、機能としてはアクティブノイズキャンセリング(ANC)・外音取込み機能・ゲームモード・専用アプリ「SOUNDPEATS」によるイコライザー(EQ)・LDACコーデック対応と、まさに全部入り。
デザインも格好良く、色合いもブラックにブロンズの差し色が入ってきて落ち着いていて、フォーマルな格好にも合いそうです。
価格はAmazonで8,480円。期間限定クーポン等を組み合わせると最終的な価格は6,176円。
いや、価格設定おかしくないか?完全に市場をぶっ壊しに来てる。普段遣い、音楽・Youtube鑑賞、ゲームに使ってみたけど圧倒的なコストパフォーマンスを感じました。
アクティブノイズキャンセリング(ANC) ・・・ 機械的に外音を遮断する機能
外音取込み機能 ・・・ 機械的に外音取り込む機能
製品仕様とスペック
製品名 | Capsule3 Pro |
メーカー・ブランド | SOUNDPEATS |
形状 | インナーイヤー |
カラー | ブラック |
ドライバー | 12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバー |
応答周波数 | 20Hz-20000kHz(LDAC時は40000Hz) |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
対応プロファイル | HSP,HFP,A2DP,AVRCP |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
通信範囲 | 10M |
バッテリー容量 | ケース:500mAh / イヤホン:35mAh |
最大再生時間 | ケース込み:約52時間 / イヤホン単体:約8時間 |
充電速度 | 約1時間 |
充電ポート | USB Type-C |
本体寸法(L×W×H) | 50.07×67.31×25.9mm |
重量 | イヤホン片側:約5g / 充電ケース+イヤホン両側:約48g |
防水規格 | IPX4 |
ANC(アクティブノイズキャンセリング) | ○ |
外音取込み | ○ |
ソフトウェア | ○ |
発売日 | 2022年12月26日 |
保証 | 12ヶ月の製品保証 |
価格(2021年12月26日Amazon価格) | 通常価格:8,480円 / クーポン価格:6,176円 |
パッケージと内容物
パッケージ
内容物
- Capsule3 Pro 本体
- 充電ケース
- USB Type-A to USB Type-C ケーブル
- 3サイズ(S/M/L)のイヤーピース
- 取扱説明書等
付属品
イヤーピース
シリコンのイヤーピースが「S / M / L」の3サイズが付属しています。
充電ケース
大きさは最近の完全ワイヤレスイヤホンでは普通で、持ち運びも容易です。特に無駄を感じないのでデザインとしては無難かなと思います。
素材感は樹脂感が強く、テクスチャーも特に工夫はされていないようなので高級感はありません。
少し不便を感じたのは、蓋を開けて取り出して装着するまでに、手の中で一回イヤホンを回転させる必要があるのが少し面倒で、油断してると落としそうになります。
Capsule3 Proの性能と使用感
外観
素材は樹脂で高級感は無いですね。カラーリングで高級感を醸し出しているタイプのデザイン。
成形自体は精巧で、ガタツキ等の不安な要素は見当たりません。
ブロンズカラーのSOUNDPEATSロゴの部分がタッチ部分になっており、各操作が可能になっています。
ハウジング部分は金属。
装着感
装着感は良好で、フィット感も程々で疲れにくいです。付属する3サイズのイヤーピースで十分対応出来る範囲かと思います。
遮音性・ANC・外音取込み
ANCが搭載されており、低音域の音はカットしてくれます。ANCの掛かり方が自然で違和感が無いので疲れないのも良いです。
ハイ・ミドル機の様にANCの強弱を調節することは出来ませんが、音楽やYoutubeを再生している限りは外音はシャットダウン出来ていると感じます。
外音取込みは、若干低音域が強調されている感覚はありますが、殆どイヤホンをつけていない時と変わらない聴こえ方で、自然に聴くことが出来ます。
操作
操作はタッチ方式になっています。SOUNDPEATSアプリを介しても、操作のカスタマイズは出来ない様です。
「曲を戻す」機能が割り当てられていないのは、頻繁に使用する人にとっては致命的なので注意が必要です。
ビルドクオリティ
樹脂製のボディは高級感はありませんが、そこはデザインでカバー。
作り自体はしっかりとしていて、十分に値段以上の出来だと思います。
重量
イヤホン+充電ケースで49g。イヤホン単体で5g。
ほぼカタログスペックと同等で、持ち運びでも装着時でも殆ど重さを感じることはありません。
サウンド
イヤーピースは付属のMサイズを使用しました。
再生機器はiPhone11。Android機を所持していないのでLDACコーデックによる接続については未検証です。
音質傾向
高音域・中音域・低音域がかなりフラット気味で、初期の状態だとなんだか逆に違和感がありました。
高音域・中音域・低音域を全体的にバランスよく鳴らしてくれますが、個人的にはSOUNDPEATSアプリと連携してイコライザーをカスタマイズした方が良いと感じました。
解像度
高い部類です。細かいディティールもそこそこ再現していて特に不満はないです。
音場
狭くもなく広くもなく十分。
ソフトウェア
使用するにはメールアドレスを登録してSOUNDPEATSアカウントを作成する必要がありますが、ファームウェアのアップデートやバッテリー残量の確認から、ボリュームコントロール・イコライザー(EQ)・ANC / 外音取込みの切り替え・ゲームモードを利用することが出来ます。
特に、イコライザーはこのソフトウェアからしかカスタマイズすることが出来ないので、このソフトウェアを利用するかしないかでCapsule3 Proの価値が大きく変化します。
イコライザーには9つのプリセットが用意されており、それを好みで選ぶだけでも好きな音質傾向にカスタムすることが出来ます。
加えて、イコライザーカスタマイズにより、更に好みの音質傾向にカスタマイズすることが出来ます。
総評
Capsule3 Proの強みは「圧倒的なコストパフォーマンス」
コストパフォーマンスが高いということは、ただ安いだけではなく、他と比較した場合にその値段に込められた価値が高いということです。
音質の素性は悪くなく、傾向的にSOUNDPEATSアプリとの連携は必須だと感じました。この点に関してはアプリを導入すれば保管できる部分なので、完全ワイヤレスイヤホンの強みを活かしていて非常に合理的だと思っています。
また、ANC・外音取込み・ゲームモード等の付加価値機能は十分に機能しており、どれも活用可能なレベルにあります。
それらの付加価値機能に特化したハイエンドな製品には叶いませんが、この価格を考えれば100点満点中200点あげたいです。
感覚としては1万円~1.3万円くらいの製品に搭載されている機能とクオリティが詰まっている感じです。(1.5万~になってくるとマルチポイントが搭載されていたり、音質や付加価値機能のクオリティが更に向上してくる)
ブランド的な音質傾向に憧れがあったり、特化した付加価値機能が欲しい、等のこだわりが無ければかなり有力な選択肢になりえるでしょう。
メリット
- SOUNDPEATSアプリとの連携で好みにカスタマイズ出来る
- ANC・外音取込み・ゲームモードのどれもが利用価値が高く十分に機能している
- イヤホン単体で約8時間、充電ケース込みで約52時間以上の駆動時間
- IPX4かつフィット感も適度で軽いスポーツ程度になら対応出来る
- 充電がUSB Type-Cなので汎用性が高い
- 価格
デメリット
- 若干ケースから取り出しにくい
- タッチセンサーの感度はイマイチ
- 前の曲に戻す操作が出来ない
- 操作方法のカスタムは出来ない
- LDACはiPhoneでは使えない
- 無線充電が非搭載