どうも、あぎとろ(@agito0224)です。
今回は、PIXELから発売されているRGBライト『G1s』のレビューをしていこうと思います。
僕と同じくデバイスブロガーであったり、メルカリやヤフオク等に出品する際に必要な商品画像であったりと、物撮りをしたい人は近年増えています。
主にそういった方々におすすめなRGBライトなので、参考になれば幸いです。
撮影用のRGBライトって何に使えるの?
メインの照明として
小物の物撮りでは、十分メインとして使える明るさと照射範囲を備えています。明るさ調節は勿論、色温度やRGBも細かく調節することで、様々な撮影表現が出来ます。
アダプターには1/4ネジが採用されており、三脚やミニ三脚・アームに取り付けることができる(場合によってはアダプターが必要)ので、自由な方向からライティングをすることが出来ます。
サブの照明として
比較的大きめの物撮りでは、サブ灯としても使えます。
製品仕様とスペック
製品名 | G1s |
メーカー名 | PIXEL |
素材 | 航空用アルミニウム |
LED寿命 | 約5万時間 |
高さ調節 | 100mm |
RGB色域 |
0~360度 フルカラー |
明るさ | 1500LUX(0.5m) |
色温度範囲 | 2500~8500K |
ディスプレイ | 背面に搭載 |
マウント | 1/4インチナット穴K |
放熱 | 金属自然放熱 |
発売日 |
2020年4月 |
価格(2021年11月5日Amazon価格) |
7,999円 |
パッケージと内容物
パッケージ


内容物
- G1s本体
- 自由雲台
- コールドシュー
- 充電用Type-Cケーブル
- ポーチ
- 取扱説明書
自由雲台
簡易的な自由雲台ですが、G1sを支える程度なら不自由はなさそうです。
コールドシュー
カメラのホットシューに取り付けるためには必須のものになります。
充電用Type-Cケーブル
充電用のケーブルです。
ポーチ
布製のポーチが付属しています。
G1sの外観
ディティール


表面はLED、裏面にはディスプレイが配置されています。


上面と底面には電源スイッチとUSB Type-C端子が配置されています。


操作はダイヤル2つとボタン3つで行います。
可動部



単体の可動部はこれだけです。
基本的にはここに付属の自由雲台やコールドシューを組み合わせてカメラ・三脚・ミニ三脚に装着して使用します。
メスネジは1/4インチです。
ミニ三脚に装着した所
接続したのは『JOBY TelePod PRO KIT』と『SmallRig 9.5インチ マジックアーム』です。
お互いにオスの端子なので間には『SmallRig 1/4インチメスネジ変換アダプター』を使用しています。
G1sの機能
明るさ
1600LUX(0.5m)。0.5mの距離から1平方メートルの範囲を照らしたときの明るさを示すものです。
卓上で使用する撮影機材としては十分な明るさです。
明るさの調節はDIMダイヤルで微調節することも可能です。
ダイヤルの真ん中にあるボタンを押すことで20%ずつ調節することも出来るので、素早く明るさを切り替えられて、とても便利です。
色温度
色温度は該当の画面で、FNダイヤルによって2500K~8500Kで調節可能です。
RGBライティング
本体にはHSI(HLS)で記載があるので調節の際はこれを見れば迷うことはありません。




こんな感じで、ディスプレイのHの数値に応じてRGBが変わります。
Sの数値はRGBの透明度で、数値が下がると透明度が下がります。
FX光効果モード


ここでは、動画撮影時に有用なエフェクトを選択出来ます。
稲妻モード・シーン光効果モード・RGBカラーモード・特殊車モードが用意されており、それぞれ3種類ほどパターンが用意されています。
例えば「稲妻モード」(稲妻マーク)のパターンAを選択すれば、雷鳴轟くシーンを光で表現したい場合に役立ち、「シーン光効果モード」(ディスプレイマーク)のパターンAを選択すれば、炎が発する光のようなゆらめきを表現する場合に役立ちます。
バッテリー
バッテリーは3200mAh。USB Type-Cで充電可能です。
残量はディスプレイに表示されるのでわかり易い。
実用例
メイン灯での使用
撮影の様子。G1sをメイン灯としてレフ板の反射で使用し、反対側からサイド光として別のRGBライトで照らしています。
かわいい。
サブ灯としての使用
メインは大きめのライトにディフューザーを装着したものに任せて、G1sはサイドから被写体を照らします。
かわいい。
今度は手前にレフ板を用意して、メインで上から照らしながらG1sともう1灯RGBライトで両サイドから照らしています。
かわいい。
照明環境の構築に使用した機材
『FOSITAN 写真撮影照明セット』
『Ulanzi VL49 RGB撮影ライト』
『Joby TelePod PRO KIT』
『SmallRig 9.5インチ マジックアーム』
『SmallRig 1/4インチメスネジ変換アダプター』
総評
PIXELから発売されている『G1s』はコンパクトなボディに必要十二分の機能と性能を有したRGBライトです。
静止画では明るさ・色温度・HSIの調節。動画ではFXエフェクトライトを利用することが出来ます。
僕が特に気に入ったのはその快適な操作性です。
本体側面に配置されている2つのダイヤルと3つのボタンに加え、背面の液晶があるので、設定がどの様になっているのかがひと目で分かるのがGOOD。
価格は7,000円前後とRGBライトとしてはそれなりですが、実際に手にとって使用してみると納得のクオリティでした。
1点気になるのは、アルミ製の筐体が少し重いという位です。
総合的に見てこのグレードのRGBライトとしては非常におすすめできる製品だと感じました。
メリット・デメリット
メリット
- 明るさ・色温度・HSI・FXエフェクトとRGBライトとして十分な機能
- 背面ディスプレイとダイヤル&ボタンでの快適な操作性
- USB Type-C採用
- 自由雲台などの付属品の充実
- アルミ製のボディ
デメリット
- アルミ製なので少し重い