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【SONY α7Ⅲ 購入直後 レビュー】2018年発売ながら、今も人気のフルサイズミラーレス一眼カメラを購入しました。

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どうも、あぎとろです。

今回はSONYrから2018年3月23日より日本で発売されているフルサイズ・ミラーレスデジタル一眼カメラ「SONY α7Ⅲ」のレビューをしていきたいと思います。

 

ファーストインプレッション

SONY α7Ⅲフルサイズのミラーレスデジタル一眼カメラです。
開封時から感じた事は「サイズ」と「軽さ」です。コンパクトで持ち運びやすそうな印象を持ちました。
APS-C機と比べると少し大きめですが、それでもグリップ感と写りの美麗さを維持しながらこのサイズ感は素晴らしいです。
持ち運びのしやすさは撮影機会の増加にも繋がりますし、歩き撮りをする際に体力的にも楽です。
数年前に少しの間だけ、カメラが趣味の兄から少しだけ借りた、型番も覚えていない古いフルサイズの一眼レフカメラよりも、サイズも小さく重量は軽く感じました。
見た目も軍艦部分(カメラ中央上部の出っ張り)や肩のフォルムはソリッドでカッコいいですし、ボディ全体に散りばめられたカスタムボタンやダイヤルの多さはカスタマイズ性の高さが伺えます。

キットレンズではなく「ボディ単体」を購入した理由

僕はα7Ⅲはボディのみの購入で、レンズはキットレンズを購入せずに、「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN」「SEL50F18F」という便利ズームと単焦点をそれぞれ1本ずつ購入しました。
僕が調べた限りではキットレンズの評判があまり良くなかったんですよね。カメラに詳しくない僕はネット上にあるレビューを片っ端から読んで情報を収集することしか出来なかったので、信じるほかない訳です。
そして、評判の良いタムロンとSIGMAで写りが好みのSIGMAを選びました。SEL50F18FはAFが遅い等の問題点を理解した上で「安い単焦点」として購入しました。
それぞれのレビューはまた別の記事で、投稿した際はよろしくお願いします。
この記事では少しだけ作例を掲載します。

スペックから見る、大まかな特徴と優れたポイント

細かく見るとは言っても、ミラーレス一眼デジタルカメラは機能やスペック要項が多すぎるので、大まかな特徴と優れているポイントをピックアップします。
 
  • センサーサイズ→フルサイズ
  • 画素数 / 動画サイズ→2420万画素 / 4K30p、FHD30p・60p・120p
  • ファインダー視野率 / 倍率→100% / 0.78倍
  • AF測距点→693点
  • 常用感度→ISO100~51200
  • シャッター速度→電子:1/8000~30秒
  • 連射撮影→最高約10コマ/秒
  • スロット→ダブルスロット
  • 幅x高さx奥行き(mm)→126.9 x 95.6 x 73.7mm
  • 重量(バッテリーなし)→565g
  • その他→5軸手ブレ補正、チルト可動式液晶

特にα7Ⅲがこの年代に発売された他の同価格帯のモデルに比べてAF速度と、高感度撮影時のダイナミックレンジの広さに定評があります。ダブルスロットによって撮影もしながらバックアップをしたり、JPEGとRAWの保存場所を分けたり出来ます。高速転送が可能なSDXCⅡはスロット1のみですが、メインをスロット1にすると考えれば問題有りません。

それでは、SONY α7Ⅲについて細かく見てみましょう

商品仕様とスペック

基本仕様
タイプ ミラーレス レンズマウント α Eマウント
画素数 2530万画素(総画素)、2420万画素(有効画素) 映像素子 フルサイズ 35.6mmx23.8mm CMOS
撮影感度 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 記録フォーマット JPEG/RAW
連射撮影 Hi+:最高約10コマ/秒 シャッタースピード 1/8000~30秒
液晶モニター 3インチ / 92.16万ドット ファインダー型式 電子ビューファインダー XGA OLED Tru-Finder
ローパスフィルターレス - ファインダー倍率 0.78倍
ファインダー視野率(上下/左右) 100 / 100 電池タイプ 専用電池
専用電池型番 NP-FZ100 撮影枚数 ファインダー使用時:610枚、液晶モニタ使用時:710枚
記録メディア SDカード、SDHCカード、SDXCカード、メモリースティックPRO Duo、メモリースティックPRO-HG Duo スロット ダブルスロット SDカード / SD・MSカード
その他機能
防塵・防滴 手ブレ補正機構
5軸手ブレ補正 自撮り機能
タッチパネル ゴミ取り機構
内蔵フラッシュ タイムラプス
ライブビュー 可動式モニター チルト可動式液晶
GPS USB充電
RAW+JPEG同時記録 バルブ
RAW タイム
PictBridge対応 セルフタイマー 10 / 5 / 2 秒
インターフェース マイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロ 起動時間 0.5秒~1.5秒
AFセンサー測距離 35mmフルサイズ時:693点(位相差検出方式)、フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時:299点(位相差検出方式)、APS-Cレンズ装着時:221点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) - -
動画撮影
4K対応 動画記録画素数 4K(3840x2160) 30p
ファイル形式 XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠
音声記録方式 LPCM 2ch/Dolby Digital (AC-3) 2ch、 ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 映像圧縮方式 MPEG-4 AVC/H.264
ネットワーク
Wi-Fi Bluetooth Bluetooth 4.1
NFC Wi-Fi Direct対応
サイズ・重量
幅x高さx奥行き 126.9x95.6x73.7 mm 重量 565g
付属
付属レンズ 無(本体のみ) - -
カラー
カラー ブラック系 - -

パッケージと内容物

パッケージ

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非常にシンプルで、とても新品で20万円近くする製品の箱とは思えません。でも、イメージどおりといえばイメージ通りです。

長く続いている市場なので、既に外箱で集客する段階は終わっているのでしょう。箱ではなく中身に詰まっている感じ。

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保証書と厚めの取扱説明書を取り出すと、各付属品が出てきますが、そちらの詳細は後ほど。

マグネシウム合金で構成されたボディは、手にとった時の小さく軽い中にもしっかりとした堅牢さを感じることが出来ます。

デザインも非常にスタイリッシュでバランスが良いです。

内容物

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  1. α7Ⅲ ボディ(ボディキャップ、シューキャップ、アイピースカップ装着)
  2. ショルダーストラップ
  3. 純正バッテリー(NP-FZ100)
  4. USBケーブル(USB-A→Micro-USB)
  5. ACアダプター
  6. 取扱説明書&保証書

ショルダーストラップ

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至って普通のショルダーストラップかなと思います。

作りはしっかりとしていて、調節機構やバンド部分内側の滑り止めもあるし、接続部分は細くなっていて取り回しも良さそうです。

僕は別にストラップを購入しているので、このストラップは使用する予定はありません。

USBケーブル&ACアダプタ

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PCとのデータのやり取りやテザー撮影時にPC版Imaging Edge Desktopアプリと連携する際にも使います。またα7ⅢはUSB充電にも対応しているので、モバイルバッテリー等で充電しながら撮影なんてことも可能です。

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SONYでACアダプターといえば、USB端子についた謎の突起によって純正以外のケーブルが使えない現象ですが、昨今では無くなっているようですね。

バッテリー

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ファインダー使用時に610枚、液晶パネル使用時に710枚撮影可能とされています。連射をかなり多様するスタイルだったり、動画を撮る方は予備を用意したほうが良いかもしれません。

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α7Ⅲにはバッテリーを充電するためのバッテリーチャージャーが付属しません。付属品のみで充電するには、USBケーブルを利用して本体を通して充電する他ありません。

僕は前情報で知っていたので、サードパーティーのバッテリーチャージャーを別途購入しました。

▼僕が購入したバッテリーチャージャー

セットアップ

SONY公式HPでファームウェアのアップデートファイルが配布されています。

ダウンロードページ:

https://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cscs/firm/?mdl=ILCE-7M3&lang=jp&area=jp

アップデート手順も記載されていますので、手順に従って進めていけば問題ありません。

ファームウェアも2021年6月にも最新のアップデートが公開されているという事実からも、サポートが継続されていることが伺えます。

性能と使用感

外観と大きさ

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大きさは最長部の計測で「126.9 x 95.6 x 73.7 mm」。

グリップの深さは十分ですが、縦方向の長さが少し短く少し小指が余ります。小型化・軽量化とのトレードオフなので仕方がないのかなと思います。

どうしても気になるのであれば、純正の拡張バッテリーグリップやサードパーティーのLブラケットを装着してみると良いかもしれませんね。

▼SONY純製の縦位置グリップ

▼サードパーティ製のLブラケット

ファインダー

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ファインダー視野率 / 倍率は「100% / 0.78倍」

見やすいとは言えませんね。ですが、水準器やヒストグラムも表示出来るので構図やピント確認には十分です。

入出力端子

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左、上から順に、マイク端子、ヘッドホン端子、Micro HDMI、USB-C、Micro-USB。

Micro HDMI端子は耐久性に難ありなので、頻繁に抜き差しする方はボディにケージを装着して、更にHDMIクランプを利用する方が良い様です。

センサー

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センサーサイズは「フルサイズ 35.6mmx23.8mm CMOS」。

センサの大きさは撮影した際の画角・ぼけ量・階調・暗所性能・サイズ・重さ・交換レンズに影響し、一般的に大きいほど良いとされています。

拡張機構

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「マルチインターフェースシュー」です。ストロボ等の対応するアクセサリーを接続することが出来ます。

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「三脚用ネジ穴」です。ネジの長さは5.5mmまでに対応しており、それ以上の長さだと本体を傷つける可能性があるようです。

操作系統

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ON/OFF電源スイッチ・シャッターボタン。前ダイヤル、モードダイヤル、露光補正ダイヤル、C1ボタン(カスタムボタン1)、C2ボタン(カスタムボタン2)、後ダイヤル。

モードダイヤルの左にある軍艦の左右に空いている穴は内蔵マイクになっています。風切り音対策をするのであれば、市販のモフモフを付けるようです。

露光補正ダイヤル以外は不満なしです。ボタンのアクセスもしやすいですし、押し心地も悪くないと思います。

カスタムボタンも豊富で、設定できる項目の種類も多いです。

モードダイヤルは必要十分で、1・2には保存形式や露光設定を保存することが出来るので便利です。僕の場合は物撮りはフォーカスモード・シャッタースピード・絞り・ISO・保存形式を固定していますし、歩き撮りではRAWで撮影しているのでその設定を保存するのに重宝しています。欲張るならもう1個欲しかったです。

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メニューボタン、C3ボタン(カスタムボタン3)

4Kの文字の上にはイメージセンサーの位置が表示されています。被写体からの焦点距離を測る時はこの位置が基準になります。

メニューボタンに左にあるのは本当に不便だと思いました。メニューに入るのは勿論ですが、メニュー操作中は戻るボタンに割り当てられているので、両手でガッチリ掴んでいる状態じゃないとメニューを操作し辛いんですよね。

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本体裏側右半分にも操作系統が集中しています。

上から動画ボタン・AF-ONボタン・AELボタン・マルチセレクター・ファンクションボタン・コントロールホイール・再生ボタン・ゴミ箱ボタン。

それぞれにカスタムを割り振れるので自分好みに変更出来ます。

コントロールホイールは上下左右のクリック入力と中央に加え、ホイール回転入力が出来るので非常に効率的な操作系です。

マルチセレクターもあるのでファインダーを覗いたまんまピント拡大した時やMFアシスト中に枠を自由に移動することも出来ますし、撮った写真を再生モードでピント確認する時も、AF-ON・AELでズーム・ズームアウトしてピント確認する時も凄く楽です。

背面液晶

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液晶スペックは「3インチ / 92.16万ドット」です。輝度も十分で晴天でもモニターの視認性が良いです。

可動機構はチルト式となっていて、自撮り向きのバリアングル式とは違って、写真機向きの仕様です。

ファインダーと軸をずらさずに上下からモニターを確認出来るメリットがあります。

写真機として運用するのであればチルト式、動画機として運用するのであればバリアングルの機種を選択するのがベターかなと思います。

重量測定

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公称ではバッテリー無しで565g、バッテリー有りで650gです。

それぞれの実測値は569gと652gという結果になりました。Cobbyのクイックピークが装着されている状態でこれなので、公称値はほぼ間違いなしということになります。

ビルドクオリティ

 

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ビルドクオリティは非常に高いです。小型かつ軽量ながら、安っぽさを一切感じさせないです。
ダイヤルやボタン類も含め、全体通してラバー等のゴム素材が使用されていないのが好印象です。
カメラは数年単位での付き合いになることも少なくないアイテムです。ラバー素材は経年劣化や仕様劣化が激しいので、指のグリップ等の問題があるのも織り込み済みで、使用されていないんだと思います。
その結果、2018年初頭に発売されたにも関わらず、この記事を執筆している2021年中旬になっても、未だに良品中古価格で新品と殆ど変わらない価格で取引されているに至っています。

作例

α7Ⅲ + SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN

▼f/2.8 1/80s ISO80 66.00mm

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▼f/2.8 1/500s ISO80 28.00mm

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▼f/2.8 1/800s ISO50 70.00mm

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α7Ⅲ + SEL50F18F

▼f/1.8 1.6s ISO800 50.00mm 三脚使用

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総評

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最初に悪い点・気になった点から書いていこうと思います。

細かい所が多いのですが、僕が実際に使用した中で感じた不満点です。

主にメニューや設定関係のところですね。メニューがタッチパネルに非対応なのは意味不明です。

タッチによるロックオンAFには対応しているのに何故?

家電量販店で触ったCanonとかNikonの機種は普通にメニュータッチパネルに対応していました。

設定の切り替えに関しては、煩雑で不便だと感じます。慣れればある程度は解消されるのでしょうが、とっつきは間違いなく悪いですね。

特にレビュー用に物撮りをすることが多い僕はテザー撮影の機会が多いので、設定の切り替えが面倒です。

設定のプリセットを作れればいいのですがそういった機能も無し。(撮影設定のプリセットは作れるが細かい設定までは記憶してくれない)

露光調節ダイヤルは一番指が届く特等席に配置されていて非常に勿体なく感じます。

せめて、好みの機能を割り振れるようにして欲しかった。

「誰が使うの?」って感じなんですけど、どういった意図で付けてるんでしょう。JPEG撮って出しの精度を上げるためなんですかね?

他マウントに比べてマウントアダプターが1万円以上高額なんですよね。安価なオールドレンズで遊びたいなと思うのにそのアダプターが高いとなれば手を出す気も失せます。

ボディやレンズの価格を考えたら誤差だと思うかもしれませんが、それは完全に金銭感覚が麻痺してると思いますね。

防塵防滴機能に関しては信用しないほうが良いみたいです。価格.comでは防塵防滴に○が入っていますが、公式サイトを見てみると「配慮している」だけとのことで、注意書きでも「完全に水の侵入を防ぐものではない」とされているので、雨や雪のなかでの運用では細心の注意をする必要を感じます。

Micro HDMIは接続製や堅牢性に問題が有り、クリップ等を使用せずに使用を続けているとすぐに壊れそうだと感じました。

実際に、家電量販店でモニターにMicro HDMI接続されているα7Ⅲは手に持ったり少し動かしただけで接続が切れてしまうような状態でした。

次に良い点です。文量としては悪い点が多くなってしまいましたが、当然良い点の方が勝っています。

写りはとても良いです。
フルサイズのセンサー、素早いAF、幅広いシャッター速度、広いダイナミックレンジ、高いビルドクオリティ、軽量・小型による携帯性の良さ、カスタムボタンの多さが特徴的です。
RAWで取っていれば、一見真っ暗なシーンなのに色を蘇らせることが出来るのは驚きました。
動画も4k30pからFHD30p~120pで撮影可能で、FHDではスローにまで対応しています。幅広い映像表現が出来るでしょう。
ただし、チルトモニターなので自撮りには向いていない点には注意が必要です。
 
α7Ⅲに触れて思ったことは、このカメラに限ったことでは無いでしょうが、今のカメラは撮るための技術そのものは殆ど必要ないなと感じました。
カメラ素人の僕が適当に、シャッター速度1/200秒~1/500秒を維持してISOをオートに設定し、あとは絞りを調節してボケ感を調節するだけで、動体でも止めて撮れて綺麗に取れてしまいます。
しかもRAWで撮っていれば、パソコンの現像ソフトでノーコストで自由に露出や色を調節出来てしまいます。
重要なのは取る場所に行く行動力と、撮影者本人の感性というところでしょうか。
勿論、写真を生業にしているプロレベルでは高度な技術が必須ということは大前提ですが。
 
そんな、写真を撮る気分を高めてくれる、どこにでも持って出かける気にさせる良質なフルサイズミラーレス一眼カメラです。こりゃ売れるわけだ。

今回はSONY α7Ⅲのレビューをしてみました。気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

悪いところ

  • 露光調節ダイヤルはいらない。他の機能も割り振れない。
  • タッチパネル対応なのに肝心のメニューでは非対応
  • メニュー項目で「この機能がオンだからこの機能はオンに出来ません」が多い
  • テザー撮影の度にスマートフォン操作を「切」にしてPCリモートを「入」にしなければならない、その逆もあり(勝手に切り替えてくれよと思う)
  • マイメニューの設定可能な項目数が少ない
  • マウントアダプターが他マウントに比べて高額
  • 防塵・防滴とはあるがIPX準拠ではないので、実質的な防塵防滴機能は無い
  • Micro HDMIは安定感に乏しい

良いところ

  • 非常に写りが良い
  • AF速度はかなり速いと感じました。暗所でも速い。ただ、逆光とかだと結構迷う傾向がある
  • 軽量かつ小型
  • 幅広いシャッター速度の選択肢と高い高感度耐性で手ブレや動体への対応力も高い
  • カスタムボタンの数が多く、自分好みに設定を割り振れる
  • APS-C/Super 35mmモードの使い勝手が良い
  • 本体内蔵マイクの音質が良い(風切り音は対策必須)
  • 本体のビルドクオリティが高く、所有欲を満たしてくれる
  • 純製のソフトウェアの使い勝手が良い(デスクトップ版)

▼今回レビューした「SONY α7Ⅲ」