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【PulsarGamingGears Xlite V2 Wireless レビュー】重量59.15g。コスパ良好の左右非対称ワイヤレスゲーミングマウスの正当アップグレード版。

どうも、あぎとろです。

今回はPulsarGamingGearsから2022年4月6日より日本で発売されている右手用・左右非対称のゲーミングマウス「Pulsar Xlite V2 Wireless」のレビューをしていきたいと思います。

 

Pulsar Xlite V2 Wireless

概要

Pulsar Xlite V2 Wireless中型サイズで右手用・左右非対称のワイヤレスゲーミングマウスです。
形状はEC2クローンでエルゴノミクスデザインとなっており、左右対称のマウスに比べて、手を乗せた時に自然な形になるように設計されています。
クリック部分が高く、前から見ると左側に落ちる様に傾斜になっています。また、マウス後端は切り上げられておらず、手のひらの大きい面積を密着させられるようになっているのも大きな特徴です。
現状、最軽量のEC2クローンのワイヤレスマウスとしての価値は前作「Xlite Wireless」と変わらず。更にいくつかの改善が施されたのが「Xlite V2 Wireless」です。
 
今回、僕が入手したのは限定色のRed仕様ですが、製品仕様は全く同じです。

『V2』での改善点

  • サイドホールを無くすことによる、グリップ力と頑丈さの増強
  • 重心バランスの改善により、操作時の安定性を向上
  • ホイールの高さを1mm上方へ修正
  • ホイールクリックの硬さを若干柔らかく調整

V2になったことによって、4つの改善点が有るようですが、この中でも特に僕が望んでいたのは「サイドホールを無くすことによる、グリップ力と頑丈さの増強」。

サイドホールとはマウスのサイド部分に開いている穴のことなのですが、軽量化のために開けられていたこの穴が原因で、マウスを保持する上で重要な親指・薬指・小指のグリップ力が低下していた問題が改善されたということの様です。

この問題は、前作発売時点からメーカー側も考慮していて、専用のグリップテープが同時に発売されていました。

ただし、グリップテープを貼り付けることによってマウスの厚みが増してしまうこと等から、求めたフィット感が失われる場合が有り、多くのユーザーから根本的な改善を求められていました。

今回その要望が叶えられたということで、期待しているユーザーも多いのではないでしょうか。

その他の形状や基本的なスペックは『Xlite Wireless』と殆ど変わらないので、割合します。

気になる方は『Xlite Wireless』のレビュー記事をチェックしてみてください。

agitorogadget.hatenablog.com

パッケージと内容物

パッケージ

内容物

  1. Xlite V2 Wireless
  2. USBアダプター
  3. 2.4GHzワイヤレスドングル
  4. 充電用パラコードケーブル(USB-C)
  5. 取扱説明書(兼保証書)&ステッカー

外観

上面と底面

側面

『V1』と『V2』の比較

重量測定

公称では59g。実測値は59.15g

実測値はメーカー交渉の数値と殆ど誤差のない値になっています。

『V1』と比較しても0.02g程度の違いしかありません。サイドホールが塞がったことによる重量増加は全く気にならない範囲に収まっています。

ホイールの高さ

高さが1mm程上がっていて僅かに露出が増し、ホイールクリックも軽くなっています。

また、クリックしたあとの戻りが良くなっていて、連続入力もしやすくなっている為、ホイールの操作性が全体的に良くなっています。

変更前は、ホイールの露出が少なめで若干操作のしづらさを感じていたので良い改善点だと感じました。

サイドホール

『V1』ではマウスの両サイドにホールが空いていました。『V2』ではグリップに影響しそうな部分のホールが埋められています。
指にホールが干渉しないことで、持ち方の幅が広がったと思います。また、変更前は長時間持っていると指が痛くなる等の弊害があったのですが、それも無くなりました。
実のところ、筆者は『V1』に純正のグリップテープを両サイドとサイドボタンのみに貼り付けて使用していたので、サイドホールが埋められたところでコーティング自体はABSのマットな感触なのでグリップそのものはそれほど改善していないと感じました。
なので、結局は『V2』でもグリップテープを貼り付けて運用しようと思っています。
次回のアップデートではZowieマウス・GPro SL・XM1rのようなグリップ力の高いコーティングへの変更があれば最高ですね。

重心の変更

本体前方側に配置されていたバッテリーが本体後方に位置が変更されることにより重心が改善されています。

思っていた以上に変更が影響した部分がこれです。

記事の頭の方では『ホールの有無』に着目して使用を開始した僕ですが、実際に『V2』を使ってみて一番気になったのは『重心の変更』でした。

感覚の話になるのですが、この現象は、『EC2-C』→『V1』とメインマウスを移行して来て、2ヶ月ほどV1を重点的に使用して慣れ切っていたという経緯がある為に起こった現象です。

元々重心が中央に寄っているマウスから移行する場合はスルーして良い問題かもしれません。

レビューしている僕のデータ

プレイしたゲーム

Apex Legends / Aim Lab / KovaaK 2.0です。

使用したマウスパッド

Artizan 飛燕 MID XL

手のスペック

手長(手首のしわより):189mm
手掌長第1指:80mm
手掌長第2指:105mm
手掌長第3指:110mm
第1指長:70mm
第2指長:75mm
第3指長:80mm
手幅:89mm
項目名や測り方は以下のサイト様より

総評

Pulsar Xlite V2 Wirelessは前作『V1』の正当なアップグレード版です。

全体を見渡してもグレードダウンした要素も無く、V1とV2で迷っていても、迷いなくV2を購入するべきとお薦め出来ます。

また、スペック・完成度・コストパフォーマンスどれを取っても非の打ち所がなく、形状と軽さにさえ適応できれば、左右非対称の軽量ワイヤレスゲーミングマウスの中ではベストなマウスの一つと言えます。

価格は『V1』と比較すると1000円弱の値上げとなりますが、材料費の高騰等が原因なので仕方ないと思いますし、それでも1万円を切る価格なので、依然としてコストパフォーマンスの良さは変わりません。

購入者の手似合うかどうかはその人次第ですが、この製品を総合的に評価すると「EC2クローンの左右非対称形状の軽いワイヤレスマウスを求めている」のであれば、必ず購入したほうが良いレベルの製品だと思います。

良いところ

  • 実測値で重量60g以下の超軽量ワイヤレス
  • 1万円を切る価格のワイヤレスマウスとして破格のスイッチ・センサー・バッテリーのスペック
  • 超軽量マウスとして一貫性のあるメカニカルの調整
  • 高いフィット感からくる安定感
  • ワイヤレスの安定化に必要な付属品が全て同梱されている
  • グリップが気になる場合は質の高い純正のグリップテープが安価で販売されている

悪いところ

  • 『V1』に比べて1000円弱の値上げ
  • 相変わらず、コーティングはされていないのでグリップは良くない

今回はPulsar Xlite V2 Wirelessのレビューをしてみました。気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

▼今回レビューした「Pulsar Xlite V2 Wireless」