どうも、あぎとろです!
今回はSteelSeriesから2019年12月18日に国内販売が開始されて以来注目を集めている「APEX PRO TKL」の日本語キー配列を購入したのでレビューしていきたいと思います。
- SteelSeries APEX PRO TKLについて
- SteelSeries APEX PRO TKLを開封&付属品を見ていく
- SteelSeries APEX PRO TKLと付属品
- SteelSeries Engine3との連携で無限のカスタマイズ
- 実際にゲームをプレイしてみて思ったこと
- まとめ
SteelSeries APEX PRO TKLについて
TKL?
APEX PRO TKLは、2019年10月に発売されたフルサイズタイプの「APEX PRO」からテンキーを省いたテンキーレスモデルとなっています。ゲーマーにとって、フルサイズのキーボードと比べて右側のスペースを多く使えるので、マウス操作の多いゲームをプレイするという場面では非常に有利に働きます。なので、待ち望んでいた方は多いのではないでしょうか。
- 新開発の磁気ホール効果センサーを使用した「OmniPoint」スイッチ
- アクチュエーションポイントを0.4mm-3.6mm の間で調整可能
- 設定やアプリをコントロールできる有機EL ディスプレイとメタルローラー
- 航空宇宙産業で使用されるアルミ製の筐体による滑らかで美しいデザイン
- 日本語配列88キーモデル
- 国内正規品株式会社ゲート保証1年間
仕様
製品名 | APEX PRO TKL |
メーカー | SteelSeries |
スイッチ(標準65キー) | OmniPointスイッチ |
スイッチ(ESCキー/機能キー/テンキーゾーン) | 赤軸風スイッチ |
アクチュエーションポイント | 0.4mm~3.6mm(10段階) |
押下圧 | 45cN |
レスポンスタイム | 0.7ms |
耐久性 | 1億回のキープレス |
表面素材 | 航空機級のアルミニウム合金フレーム |
Nキーロールオーバー | 全て |
アンチゴースト | 100% |
イルミネーション | キーボード全体のパターン、反応型タイピング効果、キー一つ一つに適応可能 |
重量 | 771g |
高さ(H)×幅(W)×奥行(L) | 40.44mm×139.26mm(210mm)×355.44mm カッコ内はパームレスト含む幅 |
ソフトウェア | SteelSeries Engine 3(3.15+が近日登場するらしい?) |
パススルーUSBポート | 有り |
国内発売日 | 2019年12月18日 |
価格(2020年6月22日現在Amazon出品価格) | 24,995円 |
SteelSeries APEX PRO TKLを開封&付属品を見ていく
開封
▼外箱はこんな感じです。
▼開けるとこんな感じです。
SteelSeries APEX PRO TKLと付属品
①キーボード本体
②パームレスト
付属品のパームレストを先に見ていく
▼表面はこんな感じです。手触りはサラサラしていて、グリップもあります。
▼裏面の材質は硬いプラスティックです。ゴム足が6つついています。
▼着脱方式はマグネットです。
APEX PRO TKLを詳しく見ていく
▼キートップの並びは横から見ると中央が少しへこんでいるので指の関節は最小限の動きで入力できるように設計されています。
▼E/Jキー(半角/全角キー)から右CTRLキーまでのキーにOmniPointスイッチが採用されています。
▼ESCキー・機能キーゾーン・テンキーゾーンのキーは赤軸が採用されています。
▼本来Printscreenキー等が配置されている位置に有機ELスマートディスプレイがあります。その右側にはロールとクリックが可能なホイールと、メディアスイッチがあります。主にメディアの音量の調節やソフトウェアで利用します。
▼上部左側にパススルーUSBポートがあります。
▼裏面はこんな感じです。コードを3方向へ選んで出すことが出来る機構があります。下部にはゴム足が配置されています。
▼高さの変更は2段階で、立てるか立てないかを選択する形になります。ただ、ゴム足が設置一面にしかないことを考えると立てて使うことを前提に設計されている感じはします。
▼左が足を立てない場合、右が足を立てた場合
▼LEDの光り方は最大輝度でも柔らかく光ります。
SteelSeries Engine3との連携で無限のカスタマイズ
アクチュエーションの設定
▼アクチュエーションは0.4~3.6mmの間で10段階で設定でき、SteelSeries Engine3上ではアクチュエーションレベルとして1から10の数値として表現(数値が少ないほうが反応が早くなる。)されています。また、アクチュエーションポイントの設定はOmniPointスイッチが採用されている標準キーゾーンにあるキーならキー一つ一つ個別に行うことが出来ます。
▼僕はFPSプレイ時に使用するプロファイルにではアクチュエーションレベルをレベル1に、スペースキーはレベル6、半角/全角キー・CapLockキーをレベル10に設定しています。ウィンドウズキーはゲーム中はアンバインドしています。
また、ゲームをプレイしていない時に使用するプロファイルでは全てのキーをレベル6に設定しています。
イルミネーションの設定
▼イルミネーションの設定画面です。
▼非常にわかりやすく作られていると感じました。プリセットのエフェクトも豊富です。
▼キー一つ一つにエフェクトを設定することが出来ます。
キーボード全体を選択した状態でベースエフェクトを設定した後に、FPSで使用するWASDキー等を選択し、単色エフェクトを設定します。そのあとに、リアクティブプレイヤー(キーを押すと表示するエフェクト)をエフェクトをプリセットから選びカラーを選べばとてもカッコイイエフェクトになります。購入した際にはぜひ試してみてください。
キーバインドの設定
▼キーのバインド変更、解除、マクロの設定、アプリケーションの起動など様々な設定ができます。他のゲーミングキーボードで出来る事は大体できるのではないでしょうか。
有機ELスマートディスプレイの設定
▼この画面で主にできるのはディスプレイに表示されているイメージの編集です。
▼編集ボタンを押すとウィンドウが開き、画像を編集やアップロードができます。
ファイルのアップロードはサイズ128px×40pxです。それより小さいサイズの画像をアップロードすると拡大されて表示されます。アニメーションも設定可能で、GIFであればfps10で動作するそうです。
また、下にあるウィンドウで直接ドットを打つこともできますし、アップロードした画像を編集することもできます。白黒の反転機能も搭載されているので、ドットを生成するツールで黒色で書いたものをアップロードしてから反転させることが出来ます。
実際にゲームをプレイしてみて思ったこと
まず初めて触って思ったこと
それは圧倒的な質感です。使用時、長い時間触れることになるキートップとパームレストの質感が良く、ストレスが無いのがとても好印象です。
OmniPointスイッチが凄い
今までアクチュエーションポイントの浅いスイッチといけばCherry MXスピードスイッチという銀軸と言われているスイッチだったのですが、それがアクチュエーションポイントが1.2mmにありました。青軸等の標準的なメカニカルスイッチは2.0~2.2mmです。銀軸でも十分速かったのですが、OmniPointスイッチは0.4mm。遥かに凌ぐ速さを実現してしまいました。しかも、早いだけではなく0.4~3.6mmの間で10段階の調節が標準キー全て個々に設定可能です。これははっきり言ってキーボードの技術革新の極みなのではと思ってしまいます。
打鍵感は赤軸に近く、音も比較的抑えられていて、僕はかなり好きな部類です。
ゲーム時一部のキー以外をアクチュエーションポイントをレベル1(0.4mm)に設定していますが、誤操作も無く快適に操作できています。反応が自分の感覚に一番近くなるので、判断から行動までのラグが無く、ゲームに没頭出来て楽しいです。
本体重量が軽い
ゲーミングキーボードで700g台はかなり軽いです。アルミの品質が良いってことなんでしょうか。軽いからと言ってキーボードが動いてしまうということもないので安心です。
デメリット
やはり価格がデメリット。加えて保証が1年しかないのは残念ですね。
個人的な意見なのですが、有機ELスマートディスプレイが搭載されていない価格を抑えたラインナップがあっても良いんじゃないかと思いました。スマートディスプレイで出来る事を省いても、価格18,000円前後に価格を抑えれば覇権をとれる水準の性能と品質と利便性を兼ね備えた最強のゲーミングキーボードだと思ってます。
まとめ
今回レビューを行ってきたSteelSeries APEX PRO TKLは、OmniPointスイッチ・10段階APC変更機能・質感・打鍵感・ソフトウェアによるキーバインドやライティングを含めたカスタマイズと隙の無い性能と品質と利便性で、現在発売されているゲーミングキーボードの頂点に立つ最強のゲーミングキーボードだと思います。価格に目を瞑ればゲーマーにとっては最高の選択になると言えます。
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