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【Jabra Elite 85t レビュー】ノイキャン・音質・使い勝手と超高水準!普段使いに最適、マルチポイント接続の便利な完全ワイヤレスイヤホン

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どうも、あぎとろです。

今回はJabraから2020年11月12日より発売されている完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 85t」のレビューをしていきたいと思います。

 

Jabra Elite 85tについて

特徴
  • アクティブノイズキャンセリング(ANC)
  • HearThrough(外音取り込みモード)
  • 高音質マイク搭載
  • 12mmスピーカー
  • サポートしているオーディオコーデックはSBCとAAC
  • 物理ボタン搭載
  • 2台同時のマルチポイント接続可能
  • ANCオン時の音楽再生時間は最長25時間(イヤホン単体5.5時間、充電ケースでさらに19.5時間)
  • Qi規格のワイヤレス充電器に対応
  • 防水規格は「IPX4」まで対応

仕様

製品名 Jabra Elite 85t
メーカー名 Jabra
製品タイプ インイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
本体サイズ(長さ×幅×高さ) 23.1 × 19.0 × 16.2 mm
充電ケースサイズ(長さ×幅×高さ) 64.8 ×41.1 × 28.5 mm
重量(充電ケース) 45.1g
重量(各イヤホン) 7g
素材(外側) PC & PC/ABS プラスチック・Si ラバー・マイカ塗料・金めっき金属
充電規格 USB-AからUSB-C(300 mm)、Qi ワイヤレス充電
IP 等級(イヤホン)

※防水規格

IPX4
サポートしているオーディオコーデック SBC、AAC
スピーカーサイズ 12 mm
スピーカー帯域幅(音楽再生) 20Hz ~ 20kHz
スピーカー帯域幅(通話) 100Hz ~ 10kHz
マイクのタイプ 6 × MEMS
マイク帯域幅 100Hz ~ 10kHz
ANC(アクティブノイズキャンセリング) ○(調整可能)
HearThrough(外音取り込み機能) ○(調整可能)
ペアリングデバイス 最大 8 台
マルチポイント接続 ○(2 台まで同時接続可能)
接続方式 Bluetooth 5.1
保証 2年間(Jabra Sound+ アプリでの登録が必要)
発売日 2020年11月12日
価格(2021年2月16日時点でのAmazonでの価格) 26,800円(税込み)

Jabra Elite 85t開封&付属品チェック

開封

▼外箱の表と裏はこんな感じです。シックなデザインで上品ですね。

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▼側面はこんな感じです。

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▼開けるとこんな感じです。Ankerの物みたいにマグネット式になっていたりとかは無いです。

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Jabra Elite 85tと付属品

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  1. Elite 85t本体
  2. 充電ケース
  3. USB-C充電ケーブル
  4. 専用イヤーピース(本体装着分含め S / M / L)

付属品を見てみる

USB-C充電ケーブル

▼長さは300mm。普通のUSB-C~USB-Aケーブルです。

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専用イヤーピース

▼楕円形で耳垢フィルター付きです。サイズはイヤホン本体に標準で装着されているものを含めて、S / M / Lが付属します。

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Jabra Elite 85tを詳しく見てみる

イヤホン

▼表と裏はこんな感じです。表には確実な操作性が得られる物理ボタンが配置されています。さらにおそらくANC・外音取り込み両用のマイクが配置されています。

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▼横から見るとこんな感じです。外側のフレームに3か所のマイクが配置されています。厚さはそこそこあります。

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▼イヤーピースの形は特殊で楕円形になっています。かなりしっかり装着されているのでイヤーピースが取れることは無いでしょう。また、付属のイヤーピースは耳垢侵入防止フィルターがついています。

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充電ケース

▼表にJabraと刻印されています。その下にLEDが配置されていて、充電されていると緑にゆっくり明滅します。

裏にはUSB-Cコネクタがあり、有線でも充電できるようになっています。

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▼横から見るとこんな感じです。

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▼上面と下面はこんな感じです。

Qiの刻印があるのが底面で、この面でQi充電出来ます。

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▼充電ケースを開けるとこんな感じです。イヤホン本体が収まる下側はラバー製になっています。

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Jabra Sounds+

ファームウェアアップデート

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2021年2月2日にファームウェアとアプリケーションにアップデートが入っています。購入後アプリに接続するとファームウェアアップデートに案内されます。アップデートは30分くらい掛かりました。

ダッシュボード

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ダッシュボードではサウンドモード・音楽用イコライザー・音楽プリセット・サウンドスケープのウィジェットを好きに配置することが出来ます。

モーメントはプロファイルみたいなもので、3つまでウィジェットによってカスタマイズした設定を保存することが出来ます。

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各ウェジェットとサウンドスケープ(環境音)はこんな感じです。

PCの音声を聴きながらもアプリで変更した設定が即座に反映されます。凄い。

各詳細設定メニュー

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ダッシュボードの右上にある歯車アイコンをタップするとこの画面に遷移します。

ここでは、ヘッドセットのファームウェア・ヘッドセット設定・ヘッドセットのパーソナライズ・Find My Jabraをピックアップします。

ヘッドセット設定

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ここではElite 85の細かい挙動を設定出来ます。

この中で特に重要なのは、オーディオの自動一時停止・周囲のサウンドです。両方とも直接的な利便性に影響するので好みに合わせて設定しましょう。

ヘッドセットのパーソナライズ

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ヘッドセット名は名前を変えることが出来ます。ペアリングしなおさないと反映されない様子。

MyFitは耳が聴きとれる音階をチェックし、耳に合った音声プロファイルを作ってくれる機能です。AnkerのSoundcoreアプリにもありましたね。

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MySoundsではボタン設定が出来ます。

メディアコントロール時・着信時・通話時でそれぞれボタン設定をすることが出来ます。通話を多用する人はかなり助かるんじゃないでしょうか。

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Find My JabraではElite 85tが切断された時点での位置データを保存してくれるというもの。有効化しておけば落とした場合でもワンチャン回収できるかもしれません。

Jabra Elite 85tを実際に2週間使用してみた

筆者のサウンドデバイス経験

イヤホン・完全ワイヤレスイヤホン
  • Anker Soundcore Liberty 2(完全ワイヤレスイヤホン)
  • SHURE SE215 SpecialEdition(イヤホン)
  • Ultimate Ears Triple.fi 10 PRO(イヤホン)
ヘッドホン・ヘッドセット
  • audio-technica ATH-M50x(密閉型ヘッドホン)
  • beyerdynamic DT990 PRO(開放型ヘッドホン)
  • AKG K701(開放型ヘッドホン)
  • SENNHEISER GAME ZERO(密閉型ヘッドセット)

接続デバイス

PCと市販Bluetoothレシーバーで接続、iPhone11

やったこと

音楽視聴・Youtube視聴・ゲーム

充電ケース

持ち運ぶときに気になる充電ケースのサイズは結構小さいです。

結構ケースが安っぽいと感じる人が多いようですが、僕はそうは思いませんでした。マットな加工で落ち着いていて十分な高級感があります。

ケースカバー無しでも手から滑りにくく、指紋が付きづらいです。

ケースの上面と底面が僅かに湾曲しており、更にグリップをサポートしています。最もケースを落とす確率の高いシーンは、ポケットやバッグから取り出したときなので、その際にきちんと上面と底面を指で挟み込むように持てばほぼ滑落はしない様にデザインされていて好印象です。

▼安価なAnker Soundcore Liberty 2と比較してもかなり小さい。

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充電について

USB-C接続による充電に加えてQi規格のワイヤレス充電に対応しています。

Qi充電は充電ケースの底面の狭い範囲にしか対応していません。Qi充電器の発信点にピンポイントで充電ケースの底面を設置させなければ反応しないです。おおざっぱな人にとってはこれは少し不便でしょう。

僕は特に気にならないですね。家に帰ってきて一回置くだけの事ですし。

装着感

僕の場合はイヤーピースを L に付け替えた状態で上手くフィットしました。圧迫感はインイヤーなので若干ありますが、イヤホン単体のバッテリーが切れる5~6時間程度つけっぱなしでも耳の疲れは全くありません。ただ、暖房の良く聞いた部屋で付けていると若干耳の中がかゆくなることはあるので耳自体のお掃除は定期的にした方が良いと思います。夏になると蒸れる予感はします(執筆は2月)。

人によって耳の形状が異なるので、当然フィットしない人もいると思いますので、耳の形状が平均的ではないなぁと自覚がある人は試着出来る所があればしてみたほうが良いです。

初めのうちは装着するたびに物理ボタンが指に触れて誤操作をしていましたが、コツを掴めば誤操作は無くなりました。具体的には、耳に押し込むときにイヤホンの上側を人差し指に置いて、親指をボタンがある面にあるマイク部分に置くと安定します。

▼実際に装着している様子

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スピーカー音質

音質は好みが作用する所がかなり大きいので、出来るのであれば試聴してからの購入をお勧めします。

あくまでワイヤレスイヤホンとしては悪くないと思います。僕としては十分及第点。

上の方でも挙げた有線イヤホンであるSHURE SE215 SpecialEditionをLightning-3.5mm変換コネクタを利用してiPhone11に接続し、同じ音楽を聴き比べてみても、中高音の解像度は僕の様な糞耳でも一瞬で分かる位には違いがあります。SE215「低音は無難だが、中高音は生音感が素晴らしく弦楽器を弾く瞬間すら聞こえる、楽器が鳴っている」という感覚で楽しく聴くことが出来ます。

対してJabra Elite 85t(イコライザーはニュートラル)「低音の広がりは良いし中高音のキレは良いが、ただ音が鳴っている」という感覚で、解像度の低さが隠し切れないというのが正直な感想です。

ワイヤレスイヤホンの経験が少ない僕には、通信プロファイルで圧縮された音声を再生しているワイヤレスイヤホンの限界なのか、Elite 85t自体の仕様であるシングルドライバーだからなのかは判別がつきません。

もしくは、このイヤホンが「セミオープン」タイプのイヤーピースなので、耳に完全にフィットしていないのかもしれません。自分ではフィットしていると感じるのですが…。

自分ではまだ試せてないのですが、「SednaEarfit XELASTEC AirPods Pro用イヤピース」にイヤピースを換装して音質やANCの効きが激変したという話もありますので、いずれ試してみようと思っています。その際はご報告します。

2021年2月2日に行われたアップデートにて音質が向上したようですが、僕はそれ以降に購入したので、このレビューはアップデート後のファームウェアアップデートを行った上での感想です。

音の好みについては、専用のアプリケーションに搭載されているイコライザーで大体の物足りない部分はカバーできると思います。

マイク音質

多くのヘッドセットを生み出してきたJabraらしく、完全ワイヤレスイヤホンのマイクの中ではかなり良い部類に入るようです。

僕的にはあまり拘りが無い部分なのであまり評価は出来ません。

操作性

物理ボタンなので手袋をしていても、フード越しにでも操作が可能です。

感触は軽く浅いので装着時等、慣れるまでは誤操作が発生します。装着時のコツについては「装着感」の項目に記載してあります。

慣れてからは快適で、アプリケーションで1回・2回・3回タップに左右それぞれ6つ機能を割り当てられます。音量調節はデフォルトで左長押しで小さく、右長押しで大きくに割り当てられており、割り当てを変えることは出来ません。多くの完全ワイヤレスイヤホンにある「割り当てる場所少ないよ!」って事は無く、とっても快適です。

僕の場合のボタン割り当て例
 
1回タップ サウンドモード 再生/一時停止
2回タップ 曲目の再開 次の曲目
3回タップ 割り当てなし 音声アシスタント

マルチポイント接続

1台の子機に対して複数の機器を接続できる機能です。Jabra Elite 85tは「2台」まで同時に接続できます。

マルチペアリングとは「同時」に接続できる点が異なります。同時に接続することによって、シームレスに機器を行き来することが出来る利点があります。

この機能はハッキリ言って最高です。これ体験するとこの機能が無いワイヤレスイヤホンには戻れなくなります。

僕の場合はPCとiPhone11をマルチポイント接続しています。

PC前で作業なりしている時はPCでYoutubeやAmazon Primeで動画なりアニメ・映画なりを視聴していて、キッチンに向かう時や洗濯するときはiPhoneを持っていってYoutubeなり音楽なり聴くという使い方をしています。

ただし、PCでYoutubeで動画を再生している最中にiPhone11で音楽を再生しようとすると後で入力した音楽を再生するという動作がキャンセルされます。Youtubeの動画再生を停止した後に音楽再生を入力するとシームレスで切り替わります。

イヤホンのボタンに再生/一時停止機能を割り当てている場合は、1度押すごとに2台接続している機器を交互に再生/一時停止します。

その為、席を立つときにPCに触れる必要すらない。機能と実際の使用感を考慮した完璧な機能と言えます。正直この機能ヤバない?

ボタン割り当て

ボタン割り当てに不満なし。

ANC・HearThrough・オフ・曲の再生/一時停止・曲送り・曲戻し・音声ガイダンス・音量調節を全てイヤホンにある物理ボタン二つに割り当てられます。

Liberty 2だと割り当てが4つしかできなかったので殆どボタン操作は利用していませんでしたが、Elite 85tでは殆どスマホを触る必要がなくなりました。

接続性

接続はかなり高速、ケースから取り出して耳に持っていく頃にはもう接続されています。少し手間取ったら接続完了のアナウンスが聴こえないレベル。

僕は電車通勤ではないので満員電車でどうなのかは分かりませんが、AmazonやYoutubeのレビューをいくつか見てみた限り良好なようです。

実際に僕が使用してみた感覚では、Anker soudcore Liberty 2と比較してもかなり接続性が良いと感じます。Liberty 2自体が結構接続性は安定したイヤホンだったので驚きです。

HearThroughがあるのでイヤホンを耳から取り外すことが殆ど無いのですが、左だけを外すと即左のイヤホンの接続が切断され、再び耳に戻すときに再接続されるます。

戻した後に暫くたって接続されるのではなく、右のイヤホンの位置を感知して耳に装着する直前に接続が完了しています。

これは意外に凄い事で、「こんな細かなところまで使用感を拘って作っているのか」と感心しました。

ANC(アクティブ ノイズ キャンセリング)

アクティブ ノイズ キャンセリングとは内蔵されたマイクとスピーカーを使用してノイズを低減する機能の事です。
Jabra Advanced ANC(TM)は6個のマイクの内蔵マイクの内4個を使用しているそうです。
アプリで強さを5段階で調節でき、シーン別に使い分けることも出来ます。僕はANCをオンにするときは常にオンで使ってます。
ノイキャン自体僕は初体験なのですが、使用していて違和感も少ないし、中低音はかなりカットしてくれている感覚はあります。半面、高音は割と貫通してきます。タイプ音が高い音のキーボードとかは結構入ってきます。
いろんなところで高評価を得てAir Pods Proを上回るノイキャンというのは信用しても良いと思います。
勘違いしてはならないのは、ANCのマイクで周囲の音を取り込んで音を打ち消しているという物理的な仕様上、風切り音や骨伝導系(地面から体を伝わってきたりする音)を打ち消すことは出来ません。むしろ、ほかの音を打ち消し過ぎてそれらが大きく聴こえます。
室内であれば、僕の作業部屋は6畳程度でゲーミングPCとエアコンの音が結構な騒音発しています。音楽も流さずANCオンの状態のElite 85tを両耳に装着した段階でそれらの音はカットされます。これはマジで驚きました。しかも耳に変な違和感もないので超絶優秀です。

HearThrough(外音取り込み)

HearThrough(外音取り込み)機能とはその名の通り、外の音を取り込んで良く聴きとれるようにする機能です。
アプリで強さを5段階で調節可能です。僕はレベル3にしてます。この機能を使う時は外音を聴きとることに集中したいので、アプリでHearThroughをオンにしたときに音楽や動画等の再生音声をオフにするように設定してます。
丁度良いレベルに調節すると、まるでイヤホンを付けていないかのような自然さで周囲の音を聴きとることが出来ます。
違和感を感じないレベルなので、超絶優秀といって良いでしょう。

バッテリー・充電

音楽再生時間

  • ANCオンでイヤホン単体5.5時間、充電ケースで更に19.5時間の計25時間
  • ANCオフでイヤホン単体7時間、充電ケースで更に24時間の計31時間

体感でも相違ないと思います。

アプリで充電ケースと左・右のイヤホン別々にバッテリー残量を確認できるのですが、左・右でバッテリーの減りが違って、右側に機能が集中しているのか右側のイヤホンの消耗が早いです。観察してみた結果どうやら右側基準のバッテリー持ちの様です。

普通に考えれば十分な再生時間かと思います。僕の場合は、付け心地と利便性良すぎて作業中ずーっと着けているので、イヤホン単体の再生時間足りねぇ!ってなります。

アプリケーション

かなり成熟されたアプリで機能性や使い勝手は抜群です。

  • イヤホン単体&充電ケースのバッテリー残量確認
  • ANC・HearThroughのオン・オフ・レベル調節
  • イコライザー
  • サウンドスケープ(環境音を流す機能)
  • 音楽再生中と通話中それぞれのボタン割り当て
  • スリープ時間の調節
  • イヤホン捜索機能
  • MyFit(フィットしているかチェックする)
  • MySound(ヒアリングプロファイルの作成)
 使用上必要な事は全て出来るし、デザインや操作性も良いです。

まとめ

最後に良かったところとイマイチなところを箇条書きにしてまとめていきます。

良いと思ったところ

  • 超絶優秀で5段階調節可能なANC(アクティブノイズキャンセリング)
  • 超絶優秀で5段階調節可能なHearThrough(外音取り込み)
  • マルチポイント接続対応
  • イコライザーを含め、外で音楽や動画を視聴するには十分及第点な音質
  • 物理ボタンによる快適な操作性
  • 軽く負担が少ない不安のない装着感
  • 安定した接続性
  • IPX4対応
  • 優秀なアプリ
  • ANCオンで合計25時間再生可能なバッテリー
  • コンパクトな充電ケース
  • アプリ・ファームウェアが継続的にアップデートされ進化する余地がある

イマイチだと思ったところ

  • Qi充電の出来るポイントが狭い
  • 音質に拘りたい人には向かない
  • セミオープンタイプのイヤーピースの為、フィットしない可能性もある

感想

一言で言えば「野外でも屋内でも、耳からイヤホンを取り外す理由がなくなる程便利。」です。

やべーよこの完全ワイヤレスイヤホン。

確かに「音楽を超絶楽しむぞ」という目的には向かないです。そういう人は素直に有線イヤホンを利用した方が良いです。遥かに安いイヤホンでこのイヤホン以上の音質を体験することが出来ます。

ですが、生活中や作業中に動画や音楽を側に置くにはこれ以上ないです。特にマルチポイント接続が最高。最近、ずーっとつけっぱなしです。このブログを書いている最中も、その途中にキッチンでカフェオレを作りに行くときも、作業を中断してスーパーに買い物に行く最中も、外す必要性が皆無で全く不快感を感じないです。

ANCやHearThroughも強力かつ自然で、イヤホンを付けたままでANCをオンにすれば音声に集中できるし、コンビニとかで決済するときにはHearThroughに切り替えれば何の問題も無く対応出来ます。この機能をしらない相手だと最初は懐疑的な態度を取られるでしょうが、なじみのコンビニなら何回かこなせば「あ、聴こえてるんだな」と覚えてくれるので大丈夫です。

継続的にアプリやファームウェアにアップデートが来ていることも評価できる点です。おかげでアプリの成熟度はかなりの物ですし、85tの低価格版の75tは後発でANC機能が搭載されたという逸話まであります。85tも2021年2月2日のアップデートにより利便性と音質が向上しました。一度販売した製品を継続して良い物にしようという気概がある企業だということです。こんなに信用を置ける企業は稀です。

レビューを総括して「どんな人にJabra Elite 85tがおススメなのか」ですが、ズバリ…

生活に寄り添った使い方・利便性を最優先に完全ワイヤレスイヤホンを探している人に超絶お勧めできます。

 

今回はJabra Elite 85tのレビューをしてみました。気になったという方は、商品リンクから購入していただけると嬉しいです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
▼今回レビューした「Jabra Elite 85t」